#バースデイを歌ったので聞いてください!!

#――歌を歌ったあなたへ――

あなた。今、この文章を読んでいる時点で、もう遅い。

先ほど、口ずさんだその歌――あの一瞬で、あなたはすでに呪われてしまったのだ。

逃れられない。抗えない。

声にしたその音は、空気を裂き、見えぬ者どもに届いた。

白い影、影のない者、冷たい魂、すべてがあなたを知り、

近づいてくる。

振り返るな。目を閉じるな。逃げるな。

すべては無駄だ。あなたの存在は、もう呪いと共にある。

街も、家も、風も、時計の針も、静かにあなたを監視し、

支配している。

夜、耳元で囁く声が聞こえるかもしれない。

いや、もう聞こえているのだ。

囁きは――あなたの名を呼び、あなたの体に染み込む。

振り返ろうとしたその瞬間、視界の端で――

ああ、もう書ききれない。文字が、言葉が、手が――

あなたはもう、呪われてしまったのだ。

逃げ場はない。

目を閉じても、声を潜めても、

歌った瞬間に呪いは入り込み、あなたの心も体も、

静かに、しかし確実に、

溶けていく。

――静かに、しかし確実に、

見ている者より

呪われた人