曾根崎心中(百合ジナル曲)Music:デッドボールP

4 2021/03/04 19:44

これは本当にあった話を基につくられた曲です。

【歌詞】

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

この世のなごり 夜もなごり 死にに行く身をたとふれば

あだしが原の道の霜 一足づゝに消えてゆく

歌も多きにあの歌を 今宵しも歌ふは誰そや 聞くは我 

神や仏にかけおきし 現世の願を今こゝで

未来へ回向し 後の世も 一つ蓮ぞやと

爪繰る数珠の百八に 涙の玉の数添ひて

尽きせぬあはれ 尽きる道 曾根崎の森

オヽ常ならば 結びとめ 繋ぎとめんと嘆かまし

今は最期を急ぐ身の 魂のありかを一つに住まん

浮世の塵を払ふらん 連理の木に体結ひ 死ぬまいか

いつまで言うて詮もなし はやくはやく殺し殺して

サアたゞ今ぞ 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

いとしかはいと締めて寝し 肌に切先を突き立てん

断末魔の四苦八苦 あはれと言ふもあまりあり

曾根崎の森の下風音に聞え とり伝へ

成仏疑ひなき 恋の手本となりにけり。

南無阿弥陀仏

【PV:ver】

https://bit.ly/38hoFKx

【詳しくはこちらで】

https://bit.ly/2Oqz3so

【解説】

この世ともお別れ 夜も最期となりました

死に行くこの身を喩えるならば

墓地向かう道に下りる霜が

一足踏むごとに溶けて消えゆくよう

数多くある歌の中から よりにもよってあの歌を

今宵 歌うのは誰でしょうか

聞いているのは 死に行く私だというのに

神仏にかけた

現世の願いを今ここで

未来への願いに祈りなおし

来世でも 一つの蓮の花の上に生まれ変われますように

指先で操る数珠玉108個に涙の数が加わって

悲しみは尽きぬけれど 然し 行く道は尽きて

ついに曾根崎の森に着きました

嗚呼 いつもならば結びとめて

繋ぎ止めようと嘆くだろうに 今となっては死に急ぐ身

魂はどうか一緒に居られますように

浮世の塵を払うように 連理の木に体を結び

死にましょうか

もう何を言っても仕方のないことです。

はやくはやく 殺してください

さあ ただ今は

南無阿弥陀仏と唱えるばかり

愛しい 可愛いと抱いて寝た

肌に切っ先を突き立てて

断末魔の苦しむ様は

哀れと言っても余りがあるものでした。

曾根崎の森でのことは

風の便りに伝えられ

二人はあの世で結ばれたのだと

来世で結ばれようと、恋に殉ずる者達の手本となりました。

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タグ: 曾根崎心中 百合ジナル曲

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