セイキンは好き?嫌い?


<Nightmare.1>
出来事が起きたのは2025/03/01(?)。
人間は、自分のプライドを踏みにじられると物凄く傷つく「ガラスのハート」。
例え人にバレたくなくても、「誰かに言ってみたい」という"邪悪な好奇心"に駆られる。
展開はその言葉の通り邪悪だ。
「遊びとか趣味でやればいいけど、現実としっかり向き合ってね?」
俺はこの言葉にすごく傷ついた。普通の人から見ればそんな思想しか持てないものを。
ただ冷静に考えてみれば、この言葉を言われるか言われないかだけでも俺の心の傷の深さは全然違った。
それ以前にいくらでも対策はできたはずだ。
俺はちょうどペットに餌をあげる前に、自分が食おうとしたお菓子を温めてる途中に、
テレビで麻婆豆腐の話題が流れていた。するとお袋が「小さい頃、俺と兄貴が甘口の麻婆豆腐よく食べてたわよね。」と口にした。
それに対し俺は、「その過去には興味がない」と言ったところ、兄貴にチクられ、お袋からは自分の夢をバカにされ、責め立てられる始末。
俺は何回も顔を洗いに行くほどの涙を流し、静かに発狂した。
その後なんとか家族に誤魔化したが、俺の怒り狂った混乱は収まらず。
「考えろ、考えろ。」「もし俺が病気を疑われ、精神科だ心療内科とかいうヤブ医者に診られたところでどうにもならねえんだよ。」
俺の思考は幾度となく湧き続けた。「でもストレス発散する術も、何かをして気を紛らわす術もないし気力も出ない…。」
よくよく考えたら、LINEで兄貴にペットにおやつをあげるように頼んだり、朝に自分の夢を兄貴に内緒にしてもらったり、
お菓子の温める時間を短くしたり、自分が興味を向かないテレビ番組の話を朝にしないようにしたりすれば、
こんな事態にはならなかった。この中で最も最善なのは「朝、テレビ番組の話を俺が持ち出さない事」だ。
正直今書いてるものも、だれにもバレたくない。
たとえ俺が夢を叶えられなくても、その夢が叶った後を想像するだけで精神が心地良くなればそれだけでもある程度幸せだった。
「幸せの定義」は時間や環境、『自分がどんな人間か』によっても全然違う。
自分の周りの人間を見てると、スマホゲームだのペットだのヒカキンを見て笑ってるだの、
酷い奴だと二十歳超えて酒飲めるのを喜ぶだの、
ましてやお風呂に入って晩御飯が食べれてふかふかの布団に入れるだけでも幸せだとか