アンテAUとかSCP並みに強い日本の商業作品を見つけたけどこれは強い?弱そう?


解説します
円城塔さんが書いたSF小説「Self-Reference ENGINE」です
①作品のテーマ
「すべての可能な文字列。すべての本はその中に含まれている。」「任意の文字列が意味を持てるならば、それこそ全ての字の並びが意味を持つ。」この文章が作品のテーマであり、後で重要な意味をもってきます
②世界観
最初はごく普通の宇宙でした。しかしある時「イベント」と呼ばれる出来事が起こり、宇宙はバラバラに分裂し、あらゆるバリエーションを持った無限に多様な多元宇宙となり、時間の進み方もぐちゃぐちゃに絡まってしまいました。多元宇宙を構成する宇宙の数あるいは時空領域の数は巨大基数のはしごを登り、その頂点(絶対無限あるいは1=0?)にたどり着くことでしょう。そんな状態で宇宙が形を保っているのはそれぞれの宇宙と融合した「巨大知性体」たちのおかげです。それぞれの宇宙は無限次元であり、巨大知性体は自分の宇宙の中で全能です。自分に持ち上げられない石を作ってそれを持ち上げたり、次元という概念そのもので物質を作ることができる程度には。なぜ巨大知性体がこんなにも強力なのかというと、彼らは人間よりも一段上の論理階層にいるからです。論理階層は物語階層のようなものです。巨大知性体にとって人間たちとその宇宙はフィクションのようなものなのです。論理階層は当然上方向にずっと伸びていて、巨大知性体よりも高階層の存在は「超越知性体」と、巨大知性体よりももう一段上に移動したものたちは「ラブラスの悪魔」と呼ばれます。このように無限に連なった物語のはしごは、より大きなはしごの一部を構成しています。この連鎖の頂点がこの作品最強のキャラクター、「Self-Reference ENGINE」または「Nemo ex machina」です。
>>1
③巨大知性体
巨大知性体は無制限の演算能力を実現するために自然現象、つまり宇宙そのものと融合したスーパーコンピューターです。彼らは自身の宇宙内で全能ですが、他の宇宙に対してはそうではありません。彼らの目標は分裂した宇宙を一つに戻すことですが、それぞれが自分以外の宇宙を破壊することでそれを達成しようとしています。巨大知性体たちは宇宙を破壊できる弾道弾を使うだけでなく、他の宇宙の過去や未来に攻撃を仕掛けていますが、相手となる巨大知性体もまた全能なので、互いの改変が矛盾し、衝突してしてしまい、演算戦が発生します。演算戦は全能者vs全能者といった互いの改変に矛盾が生じたときに起こるもので、相手の改変を自身の改変で上書きするといった事を高速で行うというものです。演算線はより多くの改変を叩き込んだ方、つまりより高い演算能力を持つものが勝利します。巨大知性体たちはすでに絶滅しており、誕生した瞬間から絶滅していたと考えられています。実際に存在し、実際に宇宙を支配し、実際に演算線を行っているのにすでに滅んでいる彼らは、そういうわけで今後ともよろしく、と人類に告げます
>>2
④ラプラスの悪魔
ラプラスの悪魔はイベント以前の宇宙を支配していた存在です。あらゆる事象はラプラスの悪魔が決めたとおりに進行しており、それには巨大知性体が誕生すること、悪魔自身が巨大知性体から逃れるために上位論理階層に登ること、そしてその悪魔を巨大知性体が引きずり降ろそうとすること、それらすべてを含みます。
>>3
⑤超越知性体
巨大知性体よりも論理階層が上の者たちの総称です。彼らから見れば人間と巨大知性体に差はなく、それどころか巨大知性体を人間が作った計算機としか考えていません。超越知性体の中にも順序があり、論理階層が低いものから順に超越知性体、超超越知性体、超超超越知性体...と続きます。超越知性体間の差は人間と巨大知性体、あるいは巨大知性体と超越知性体、またはフィクションと作家の差と同じです。作中には巨大知性体よりも30階層上の超越知性体がアルファ・ケンタウリ星人を名乗って登場し、邪魔だという理由で少なくとも81体の巨大知性体を破壊しました。かつて存在したという事実、破壊されたという事実ごと破壊されたものも含めるとそれ以上になると予測されています。
>>4
⑥Self-Reference ENGINE
SRE、またはNemo ex machinaは全ての物語を読者に伝えるために設計されなかった、存在しない構造物です。しかしそれは読者に「Self-Reference ENGINE」という小説を読者に伝え、すでに完全に存在しないにも関わらず、より存在しなくなりたいと言って物語を終わらせます。SREが伝える「全ての物語」はおそらくテーマでもある「すべての可能な文字列」、つまり何らかの方法で意味を与えることができるあらゆる情報であると思われます。SREは完全な「無」です。数学的・物理学的・論理学的に語りえない領域にすら存在していないもの。「全て、全て」とあらゆる手法を用いてそれを含もうとしてもどうしても漏れてしまうもの。一切の干渉も理解も不可能な、自己言及しか許されないもの。空集合∅。その正体は小説生成機関である円城塔本人、全ての小説家、小説そのもの、あるいは「書くこと」の本質。
>>5
無なのだからそもそも居ないんだろ?だったら不参勝で勝てるやろ。試合にすらならねぇな。書く事の本質なのなら4006とかの設定そのもの、001swみたいな俺らそのものと同等以下だと思うのだが。
>>12
SCP-4006やSwanが最強だと思ってる時点でにわかやろお前…まあ自分もSREよりSCPの方が強いと思うけどさ…
>>13
何故最強と思ってると言えるのか謎なんだが。出しただけで最強って思ってる認定喰らうの意味不明。
>>13
実際最大解釈はsreの作者も殺せるもしくは含まれる時点でほぼ最強やろ
強いて言うならスーパーマンとかの作者が権力で潰せるくらいかな?
>>9
こう言うことしか言えてない時点で、馬鹿だろ。
何がブーメランか説明しろ。
scpがどう強いのかもな。
>>10
まず、SCPには知恵の樹というかものがあり、
知恵の樹は人間が想像する全ての物語を内包するパタスフィア(時空話連続体、単一Canon)です。
つまりSREは人間の想像で創作された小説ですので
SCPが強いと思う
>>19
まぁ〜、ともかく
知恵の樹は人間の想像する物を全てを内包するので
SCP側が勝つと思っている
>>20
「人間の想像するもの全てを内包する」っていうなら知恵の樹よりヌースフィアの方が適切じゃないの?
>>22
人間の考える全てのアイデアやミーム、集合無意識が内包されている空間。人間によって形成されたあらゆる概念が存在しており、全ての物理的な世界はNoosphereの影に過ぎない
>>10
ちなみにscpにはtierGODが6体、tier0が12体、tierGOD超越済みが∞に存在してる。その∞に存在してるtierGOD超越済みよりさらに強い聖人もおる
トピ主が説明しているけど、SREの宇宙論はでかいし、全能キャラてんこ盛りだから強いぞ
https://all-fiction-battles.fandom.com/wiki/User_blog:GZ_Infinity/Self-Reference_ENGINE_Cosmology
https://vsbattles.fandom.com/wiki/Self-Reference_ENGINE_(Character)
https://character-stats-and-profiles.fandom.com/wiki/Self-Reference_ENGINE_(Canon)/GZ_Infinity