村本 真奈ちゃん虐待死事件

6 2023/10/19 18:31

こんにちは!私は両親から小さい時から虐待を受けていたのがきっかけで、将来、児童虐待防止の中心的役割を果たす「児童福祉司」という仕事を目指している中学2年生です。虐待で辛い思いをする子、亡くなる子供が少しでも減るよう、このブログで少しでも児童虐待防止のお手伝いが出来たらなと思います。私の名前とプロフィール画面にあるオレンジリボンは児童虐待防止のシンボルマークです。

*今、児童虐待を受け、悩んでいるお子さんや、子育てに悩んでいる親の方たち、もしよかったら雑談チャットにお越しください。相談に私でよければ、乗ります!😄

他にも、児童虐待に関する質問などあったら、回答します!

今回の記事...2000年に愛知県武豊町で起きた村本 真奈ちゃん虐待死事件を取り上げました!

事件の概要


事件で亡くなった子...村本 真奈{本名を谷川伊織ちゃんといいます。}(たにかわ いおり3歳女児)

事件の加害者   ...「実母」(21) 「実父」(21)

発生地      ...愛知県武豊町

虐待の種類    ...ネグレクト、身体的

虐待理由     ...両親も被虐待児だったから、育児が孤立したから

死因       ...餓死

通告・保護    ...栄養失調から入院を勧められる

亡くなった日   ...2000年12月10日

事件の内容


真奈ちゃんの父親は、大手製鉄会社の子会社の正社員で、母親は専業主婦でした。この事件は、児童虐待防止法が施行されて1ヵ月もしないうちに起きました。

その2年前の9月、19歳だった父親は、同い年の母親が生後10ヵ月の真奈ちゃんの足を揺すぶって遊んでいるところに割り込んで、その足を持って体全体を激しく揺さぶった。父親がなぜ、そのような行動に出たのかはわかりません。

これは虐待の一つの形で、「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。その結果、真奈ちゃんは、柔らかな脳が頭蓋骨のなかで激しくゆすぶられ、硬膜下血腫を起こし、手術を受けることになりました。

入院は37日に及びましたが、その間、母親は熱心に子どもに付き添いました。泊まりを代わってもらったのは、自分の父親に1度だけです。夫が泊まりに来た時には、簡易ベッドを明け渡し、自分はバスタオルを床に敷いて寝ました。当時、彼女は妊娠していました。

退院後も、家から病院までの長距離を、バス代を節約して自転車で通い、医師に言われた通りに受診させました。この時期、家族が増えることを考え、家計簿もつけていました。一方、父親は職場では、まだ若く給料はあまり高くなかったが、評価は受けていました。収監された後も仕事のことを気にしていました。

夫婦は幼いときから、ネグレクトや身体的虐待を受けて育ちました。二人は10代で真奈ちゃんを出産しましたが、それよりも前に、夫の母親の強い反対で一人目の子どもをおろしています。妻は義母に強い反感を持っていました。

娘は退院後、発達の遅れが出ました。父親はその頃から、娘を邪険に扱うようになります。家ではゲームに没頭しました。裁判では、父親は小学校の頃からいじめなど嫌なことがあっても、ゲームに没頭してやり過ごしてきたことが明らかになっています。母親は、思い通りに成長をしない娘に悩み、家に様子を見に来る保健師に、会わせなくなりました。

同じ頃、長男が生まれましたが、夫婦は発達の良い長男を可愛がり、真奈ちゃんを疎ましく思うようになりました。真奈ちゃんを家族が過ごす居間ではなく、北向きの3畳間に閉じ込めて育てるようになります。

一方、夫の母親は突然家に来て、真奈ちゃんを自宅に連れ帰りました。祖母の家で過ごすと真奈ちゃんは発達を見せ、祖母に懐きます。母親はその真奈ちゃんに、祖母への憎悪を重ねてさらに疎ましく思うようになります。家族内の人間関係が子育てを難しくします。親の愛情を得られない真奈ちゃんは、あまり食べず、痩せていきます。母親は自分の子育てを反省し、真奈ちゃんを連れて病院に連れて行きました。医師に助けを求めたわけですが、医師はネグレクトだと判断ができず、公的支援につながりませんでした。

夫は裁判で、「男性は仕事、女性は家事育児」という強い役割分担意識を繰り返し表明しました。妻は、夫に子育ての相談には乗ってもらえず、さらに育児意欲を低下させていきます。幼いときから、真奈ちゃんの母親は実母からはネグレクトを受けており、困難なときに助けてもらったことがなかったのです。実母にも危機を伝えられません。

孤立無援の中で、買い物依存が起き、消費者金融の返済が滞りました。裁判所から呼び出しがあり、夫が相談に乗らなかったため、大げんかになります。不安のなかでさらに日常生活への意欲を低下させ、家がゴミ屋敷の状態になりました。しかし、その事実を認識する力も失っていきます。

真奈ちゃんが親に逆らう態度を示すと、夫婦は真奈ちゃんの行動を規制するようになります。真奈ちゃんをダンボール箱に閉じ込めました。言葉にならない周囲への怒りが無意識に真奈ちゃんに向かいます。夫婦が力を及ぼすことができる対象は、我が子のみです。親の関心を失って食べなくなった真奈ちゃんは、やせ細り、ダンボール箱のなかで、亡くなりました。そして、両親は保護責任者遺棄致死罪で逮捕されました。発見時の女児の身長は89センチメートルで平均域でありましたが、体重は5キロで標準の4割にも満たず、遺体は段ボールの中で両足を折り曲げたまま硬直した状態でありました。「段ボールに入れて子どもを餓死させる」というインパクトの強さと、同年11月に児童虐待防止法が施行された直後の死亡事例であることから、多くの社会的関心を集めました。

裁判↓

地裁の判決では殺人罪が適用され、実父母とも懲役7年の刑が言い渡されました。実父母は高裁および最高裁に、不服を申し出ましたが、いずれも棄却、2004年4月に刑が確定しました。

どうすれば助けられたのか


どうすれば助けられたのか↓

・病院に虐待のことをよく知ってもらい、通告を義務付ける。

・面会ができない子どもは、一時保護してでも、面会をする。

・虐待を受けた子どもは将来親になり、子どもに虐待をしてしまう(虐待の世代間連鎖といいます)可能性があるため、虐待を受けた子どものケアを行うべきだと思った。

村本 真奈ちゃんが来世ではもっと幸せに暮らせますように


亡くなった村本 真奈ちゃんのご冥福を、心からお祈りします。こんな形でしか亡くなった村本 真奈ちゃんが生きていたことを証明できませんが、こういった事件が二度と起きないよう、皆さんにお願いがあります。児童虐待の疑いがある子を見かけたら通告をお願いします!😊 通告方法は簡単です。電話で189に電話するだけです。「いちはやく」で覚えられます。通信料も要りません。匿名でも大丈夫です。秘密も守られます。あなたの通告がその子どもの希望です。

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