NUMBER GIRL - 日常に生きる少女
2025/06/21 22:13
はじめてNUMBER GIRLを紹介します。本当は透明少女とか有名な歌を紹介すれば良いのかも......でしたけれど私の大好きな歌を先ずさせていただきます。以下解釈です。
前半、少女は主人公の存在を必要としていなく、彼もそれを熟知している。「病気もせず惑わされず」とは、日常を自立的に生きる姿で、彼女のそうした姿を彼は傍観している。「一人で映画に出かけたい悔やんだり」というのはその傍観者としての自分を客観視し、無力感や悔しさを抱いている様子。
後半、語り手は少女の日常風景に情動的に巻き込まれていく。それは、「彼女を所望してしまった」という感情の発露であり、傍観者という立場が崩れ、「欲望」が入り込んだ瞬間。
歌詞は「観察 → 距離の認識 → 所望」という三段構成。
少女は変わらず日常を生きているが、語り手の心情は内側で確実に変化し、
それを抑えきれなくなった地点が転調に重ねられている。
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