AIが生成した楽曲、米国など複数の国のiTunesチャートで首位に

1 2026/04/19 13:48

TikTokでバイラルヒットとなった楽曲『Celebrate Me』は、AI音楽生成サービスのSuno(スノ)を使って制作された。業界の一部から反発の声が上がる中でもSunoの人気は拡大を続けており、同曲は、米国をはじめ複数の国のiTunesチャートで1位を獲得した。

AIが生成したペルソナ(架空のアーティスト)であるIngaRose名義でリリースされた『Celebrate Me』は、現在、米国、英国、フランス、カナダ、ニュージーランドのiTunesチャートで首位に立った。

同曲はTikTokで人気に火がついたとみられ、IngaRoseのTikTokプロフィールのフォロワー数は22万人を超えている。

『Celebrate Me』はTikTok上で約30万本の動画に音源として使用されており、多くの人気動画において、その歌詞が「心に響く」「勇気づけられる」と称賛されている。

ただし、IngaRoseのTikTokプロフィールによれば、『Celebrate Me』はAI音楽生成サービスSunoを用いて作曲されたものだと記されている。同プロフィールでは、歌詞は「人間が書いた」もので「実話に基づいている」とも主張している。

米国時間3月17日午後時点で、米国iTunesトップ100のうち5曲がIngaRoseの楽曲だ。

IngaRoseのチャートでの成功は、AI音楽生成サービスSunoの人気が急拡大する中で起きている。Sunoの台頭はAI生成アートに批判的な立場からの論争を引き起こすと同時に、他のAIアーティストのチャート上位進出にもつながっている。

IngaRoseとは何者か?

IngaRoseというペルソナの背後に誰がいるのかは明らかになっていない。しかし、ソーシャルメディアのプロフィールや音楽ストリーミングサービスのリリース履歴によると、このAIアーティストは1月から楽曲をリリースしている。Spotifyのプロフィールによれば、2月から3月にかけて複数のシングルと3枚のフルアルバムを発表した。また、Instagramアカウントのフォロワー数は23万人を超え、YouTubeチャンネルの登録者数は8万2000人に達している。

AI音楽はいかにして人気を急拡大させたのか?

IngaRoseは、Sunoのようなサービスが大きな人気を集める中でチャート上位に食い込んだ、最新のAI生成アーティストだ。ソングライターのテリシャ・"ニッキー"・ジョーンズが生み出したAIアーティストのXania Monetは、昨年BillboardのR&Bシングル売上チャートで首位を獲得し、ラジオのエアプレイチャートに登場した初のAIアクトとなった。

AIが生成したカントリーアクトのBreaking RusもBillboardチャートに登場しており、最大のヒット曲『Livin' on Borrowed Time』はSpotifyで2500万回のストリーミング再生を記録している。業界の一部から反発はあるものの、Sunoは著名プロデューサーのティンバランドとの重要な提携も実現させた。ティンバランドは、このツールを使えば「数分ですばらしい楽曲を世に送り出せる」と語っている。ティンバランドは以前Rolling Stone誌に対し、「神がこのツールを自分に与えてくれました」と述べ、「おそらく3カ月で1000ものビートを作った」と語っていた。

Sunoが昨年11月に完了した資金調達ラウンド後の企業評価額は24億5000万ドル(約3890億円)となる。Sunoはまた、2月時点で有料会員数が200万人に達し、無料版を含めると1億人がこのサービスを利用して音楽を生成したと発表している。

大手レコードレーベル各社からの訴訟に直面しているSuno

Sunoは音楽業界からの反発や、大手レコードレーベル各社からの訴訟に直面してきた。各レーベルは、SunoがAIモデルの学習に著作権で保護された楽曲を無断使用したと主張しており、一部の訴訟はすでに和解が成立している。Universal Music GroupとSony Music EntertainmentはSunoに対する訴訟を継続中だが、ブルームバーグの報道によれば、両社は和解に向けた協議を進めているという。

Music Artist Coalition、European Composer and Songwriter Alliance、Artist Rights Instituteなど複数のアーティスト権利擁護団体は、2月に「Say No To Suno」(スノにノーを)キャンペーンを立ち上げ、Sunoが「世界の文化的成果物を無断でスクレイピング(大量収集)している」と非難した。これらの団体はさらに、Sunoがストリーミングプラットフォームに「AIスロップ(粗製濫造されたAIコンテンツ)」を大量に流し込むことで、ストリーミングサービスがアーティストに配分するロイヤリティプール(使用料の分配原資)を希薄化させていると批判した。

Sunoはこれまで著作権侵害の指摘に対し、自社のAIモデルは「ロック音楽を熱心に聴いて新しいロック曲の書き方を学ぶ子供のようなものだ」と反論してきた。一方、2024年にはビリー・アイリッシュ、ニッキー・ミナージュ、ケイティ・ペリー、スティーヴィー・ワンダーをはじめとする数百人のアーティストが公開書簡に署名し、SunoなどのAI企業に対して著作権で保護された楽曲を使ったAI学習をやめるよう求めた。

https://forbesjapan.com/articles/detail/96022

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テクノロジー2026/04/19 13:48:49 [通報] [非表示] フォローする
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1: 1コメさん 2026/04/19 13:47:27通報 非表示

これからますます増えるよ。


2: 1コメさん 2026/04/21 19:56:40通報 非表示

最近増えてきた。


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