#️⃣深夜(寝落ちして朝)なので黒歴史文章を生み出していく

 私の網膜がビル越しの太陽に未練を持っているせいで、端が染まり出した青いキャンバスには焼け焦げたような奇妙な穴がチラチラと出現していた。
 キャンバスに飛行機で描かれていく直線はなかなか消えず、その直線からファスナーが開いて得意げな懐かしい声を呼び起こす。

『ねぇ、知ってた?飛行機雲が消えないと次の日は雨なんだって。』