ショートストーリー scp289非公式記録

1 2024/09/26 18:10

彼はscp財団に長く勤めてきた、異常存在を確保、収容、保護し、人類社会から隔離する。

大義のため多くの犠牲を払ってきた、しかし転勤が決まった、日本支部理事会からは高齢のあなたには良い職場だと聞かされた。

そしてこのサイトβにやってきた。

「私がこのサイトの管理官です、よろしく。」

「よろしくお願いします!」

彼女たちの印象は,,元気な若者,,という感じだった。

黒曜ミヤ及び黒曜ユイト、289収容専任職員。

「君たちには研究員資格が与えられます、といっても289と過ごしてもらうだけですが、財団は今それを求めている。」

「はい。」

「彼女の良いお姉さんでいてあげてください、それがプロトコルです。」

「はい、ボクあの子のいいお姉ちゃんになります!」

「はい、お願いします、黒曜研究員。」

「いい?お姉ちゃんと約束!」

ミヤさんが289に何か言っている。

「びっくりしたり怖いことがあったら、お姉ちゃんかお兄を呼んでね、力は使っちゃダメ。」

「うん。」

心細そうな顔をしている、少しヒヤヒヤする。

「大丈夫、君が力を使わなくてもボクが守ってあげるから。」

「うん。」

「ほら、おいで?」

289がオロオロしているように見える、戸惑っているのだ、我々は彼女に,,守ってあげるなどと言ったことはないのだから、家族の温かさを知らないのだ。

「大丈夫、お姉ちゃんは先生じゃないから、怒らないよ?」

トト、289が走ってミヤさんの胸に飛び込む。

「ぎゅー!お姉ちゃんは君のことだーいすきだよ〜。」

「私も、大好き!」

いいねを贈ろう
いいね
1

このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
画像・吹き出し


トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2024/09/26 18:10:19 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



1: 湊綾 @soa_himazin 2024/09/26 19:46:33 通報 非表示

最後の
「ぎゅー!お姉ちゃんは君のことだーいすきだよ〜。」

「私も、大好き!」
のとこイラスト(?)思い浮かべてニヤニヤしてしまった(・∀・)ニヤニヤ
神!です!


2: モブ王 @plotzuki15 2024/09/26 20:00:03 通報 非表示

>>1
ありがとう😊


画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する