らーめん。
「うっわ暑いー」
俺は自転車をこぐ。
勿論砂場で。どこって?海に決まってるだろ。
さざ波の心地いい音と共に声が聞こえてくる
「ちょっとー!田辺!そこ自転車で走るとか馬鹿かーーー!!」
相変わらずでけぇ声。
「お前も来いよ!双海!」
「っ!お前だけ自転車じゃん!走るのは無理ー!!」
だから。でけぇんだよ声が。
「俺の後ろ乗れば?」
「は!?はははははぁあぁ~?!」
…明らかに動揺している。分かり易い奴だな。ホントこいつ。
「乗らないんだったら走れ」
「の!乗るから!!」
____________________________________
「双海ちゃんっていっつも田辺くんと一緒にいるよねー」
「え?」
「もしかして付き合ってる?」
「…いや」
____________________
「もぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわっ!うっせぇな!!なんだよ急にでけぇ声出しやがって」
「何回目なのさ!!」
「…何が?」
「あんたの事彼氏って勘違いすること!!」
「……」
さざ波の音だけが響く。
「あのさー」
「何?田辺もそう思うよね!?」
「いや、いっそ付き合っちゃう?」
「……え」
後ろ姿しか見えないけど田辺の耳が赤い。
「へ!?ええええガチで言ってる!?」
「誤解されるくらいなら」
私は自転車を降りる。
「田辺」
「ん」
「らーめん食べに行こう」
「……は?」
「いいから!」
自転車を放り投げてらーめん屋に向かった。
___________________________________
「はんへふーにはーめんははんかひっはほ?」
「口に入れながらしゃべんないで」
「だから、なんで急にらーめん?」
「田辺さ」
「おん」
「都合のいい男?」
「ぶっwwwww」
「な!なんで笑うのさ!!」
「流石に俺も選ぶwww」
「そーなんだ」
「だから、今のままでいいじゃん?彼氏彼女になってもさ?」
「……?」
「だから、お前がいてほしいときにいてやるよ」
「……」
「都合のいい男…」
「ハハハハハww」
「……でも悪くないかもね」
「え?」
「私もあんたの都合のいい女になってあげる。」
「……!」
「寂しいときは私を呼びな!」
「ハハハハハww」
_____________________
いいねこういうやりとり
さて作者は誰でしょう
またもや食べ物…
…あー様っぽくないもんな((間違ったらクッソ恥ずいやーつね
…お前…さては…………………!!(((