夜明け、線香花火 #1

7 2021/07/29 09:11

これは私のボカロ曲を小説にしたってだけです。ご理解の程よろしくお願いします。

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 「ねえ、遊ぼうよ!夏樹ちゃん!」

「翔くん!いいよー」

そんな風に仲が良かったのは小さい頃だけ、今では…

「ちょっと翔!なに小さい子泣かせてるの?」

「は!?ちげえよ、夏樹は小さい頃からずっとそうだよな!思い込みが激しくてさあ!」

「…ごめん」

そういうと夏樹は何処かへ行ってしまった。強く言い過ぎた。で、でも事実だから…

「おねーちゃん、大丈夫なの?」

男の子が言った。

「ああ、大丈夫だよ。俺さ、ちょっと言い過ぎちゃうんだ。」

「そうなんだ。」

「じゃあ、もう1人で帰れる?」

「うん!」

男の子はそのまま走り去っていった。

「じゃあ…俺も帰って夏樹に謝ろう…」

 高校生になってから、夏樹が学校に来ることはほぼ無かった。クラスの奴らは夏樹の顔も知らないくて、でも俺の家には来る。その理由を聞きたいけど、なんだか嫌な予感がして聞けなかった。

 たまに夏樹のお母さんに会って、さりげなく聞いてみたけれど「う、うーん…」と言った曖昧な返事しかしてくれなかった。

 この頃僕は知らなかった、夏樹が抱えた苦しみを。過去、何があったのかを。

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学び2021/07/29 09:11:28 [通報] [非表示] フォローする
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下の名前で呼び合っている時点で仲が良いんですけどね。


続き楽しみだな〜


ありがとー( ´∀`)


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