【5分で読める、中学生でもわかる】終戦76年目に思うこと。
8月15日、日本は終戦76年を迎えた。我々日本人は、先の大戦で尊い犠牲となられた多くの方々に思いをはせ、世界平和を達成するため、日々精進せねばならない。
さて、屈辱の敗戦から76年が経ち、世界は大戦時とは大きく姿を変えた。それは日本も例外ではない。空襲の被害で焼け野原だった日本列島も、今は世界三位の経済大国として発展を遂げた。だが、いつまで経っても日本には「敗戦国」のムードが蔓延っているように感じる。その原因と問題点を歴史を基に考えてみよう。
(ここ最近投稿した記事がとても長く、読みにくいかなと思ったので5分程度で読めるようまとめてお送りします。)
歴史は「勝者が作るもの」
まず前提としてわかっていてほしいのが「歴史は勝者がつくる」ということだ。学生諸君は歴史の教科書を取り出して少しばかり読んでみると良い。歴史と言うものは勝ったものが正しいように書かれている。平安時代の終わりを読めば、平氏は「悪」で源氏が「正義」であるように書かれているはずだし、多くの人が潜在的にそのような構図だと記憶しているはずだろう。関ヶ原では徳川が「正義」で石田は「悪」だ。戊辰戦争では幕府が「悪」で新政府は「正義」になっている。これは至極当然のことなのだ。歴史というのは当時書かれた文献資料などを基にわかっていくものだ。昔の人だってそれはわかっているわけだから、自分達に都合のいい資料ばかり残そうとする。結果、勝者に都合のいい歴史が作られるということだ。これが、世界の理なのである。
戦勝国第一主義
そこでだ。第二次世界大戦の「戦勝国」とはどこの国だろうか?多くの人はこう答えるんじゃないだろうか「アメリカ、イギリス、フランス、ソ連(ロシア)、中国」と。そして実際、この通称「戦勝国」が世界を牛耳っているのである。国連安保理の「常任理事国」という特権的ポジションとしてだ。自国に都合の悪い決議がされそうになったとき、どれだけ他の国が賛成しようとも、拒否して決議を止められるとても美味しいポジションなのである。
フランスは戦勝国か?
だが私はこの「戦勝国」の顔ぶれにはどうもおかしな点があるように思える。日本の歴史教育では、第二次大戦の欧州についてはあまり触れられないが、実際のところでは欧州戦は敗戦国であるドイツが大方を制しているのだ。1940年6月、ドイツ軍によってフランス首都パリが占領された。これを受けてフランスはドイツに「降伏した」のだ。つまりフランスは「敗戦国」になったのだ。その他、ドイツ軍はノルウェー、デンマーク、ベネルクス三国などを次々と攻略し、一時は欧州大陸から連合国軍を一掃した。翌年、独ソ戦が始まり、スターリングラードの戦い以降から連合国軍が優勢化し、ドイツは敗れることになる。ではこの中に、フランスが戦勝国として入れる余地はあったのだろうか。連合国側の米英ソがドイツに勝ったから、あたかもフランスもドイツに勝ったかのような体裁をしている。しかもこれによって「わがままを突き通せる」常任理事国のメンバーに入れるというのは、あんまりじゃなかろうか。
断っておくが、私はフランスは卑怯なやり方をしたから、嫌うべきだ、関係を切るべきだと言いたいのではない。現に、中国の脅威に立ち向かう中で、フランスは日本の重要な仲間となり得る。私が言いたいのは適当な「戦勝国」の判定でとても大きな特権を持たせている国連の現状に問題があるということだ。GDP世界三位の日本と、四位のドイツが、常任理事国に入れない状況ははっきり言っておかしい。だからこそ、日本は常任理事国のメンバーに入れるよう、積極的な外交を進めていくべきだろう。
終わりに
次回は【政党を見る】シリーズ第弐弾を投稿する予定だ。この記事が少しでも良いなと思ったら、いいねとフォローを頼む。それではまた次の記事を会おう。
>>2
いえいえ
とても心に刺さりました
今後日本人として日々精進していこうと思います!
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