【未玲亜小説大会】　 応募作品 『彼氏がメンヘラ過ぎる件について』

和歌)　おーはよっ！

莉子)　あ、おはよ

私はこの七宮学園の生徒会長をしている西園寺　莉子だ。西園寺という名字は金持ちというイメージだが私は貧乏であり実際いじめにあったこともある。髪型とかも三つ編みでありザ・地味って感じだ。まぁ私が落ち着くからそうしているんだが....そして、私の隣にいるのが和歌で、私の保育園からの友達で凄く仲が良いんだ。

こんな私だが、一応彼氏がいる。しかも付き合って1年がたったほど続いている。私はその彼の事が好きでは無いんだか謎に付き合ってる。「別れよ」っていっても彼はやっかいだから断らない。から付き合ってるって感じ。そんな彼は.....

奏)　莉子〜おはよ〜今日もかわいいね〜

いきなり奏が後ろから抱きついてきた。それやめてほしいんだが....

コイツが私の彼氏の翠川　奏である。

莉子)　・・・

和歌)　あ〜また奏くんの無視してぇ〜奏くんおはよ〜

莉子)　普通びっくりするでしょ

奏)　　え〜俺だったらめっちゃ嬉しいけどなぁ〜

莉子）誰でもびっくりすると思うけど。奏が変わってるだけだと思うけど。

和歌)　あ！もう時間だ！二人とも教室行くよ！(奏と莉子の手を引っ張る）

ー教室ー

（カッターで切られているノートを見て）今日もか....

奏)　あ、今日もやられているね〜大丈夫？？　僕に頼って良いんだよ？

やっぱり..そうだよね...

莉子)　....奏だよね...これやったの

奏は何のこと？って感じでこちらを見ている

奏)　あ〜バレちゃった〜

やっぱり。

莉子)　私が奏に頼ってほしかったから...やったんだよね...

私が奏に言うと奏がニコニコと笑顔になった

奏）大正解〜

奏は私の事が好きすぎてメンヘラになっちゃったんだよね..だから「別れよ」って前言ったらなんでなんでなんでってうるさかったしな....

莉子）　今度からやめろ

奏）　　なんでぇ〜

莉子)迷惑なんです💢

キーンコーンカーンコーン

と丁度チャイムが鳴り逃れることができた。あーあ早く別れたいな....めっちゃ迷惑だし...

その後、私は普通に授業を受けた。けど、奏が隣の席だからよく授業聞き取れなかった...

早く帰りたいな....

ー放課後ー

今日は生徒会無いし、奏に捕まらずに早く帰ろ....

帰ろうと思っていた時、帰る私をまるで待ち伏せしている女子生徒がいた。　

女子生徒)　あの....西園寺生徒会長！今私についてきてもらえますか？

莉子)　良いけど....何でですか？

女子生徒)　大至急なんです！！

と言って私の腕を無理やり掴んで来た。

大至急って何の様だ？ってこっち校舎裏だけど....

ー到着ー

なにをするんだろう...?

女子生徒)　連れてきたよ〜あとはよろしく〜

と言って女子生徒は出ていった。そして振りかえった。そこには...

？？)　かいちょ〜おしさしぶり〜

そこには見覚えのある生徒がいた.....

莉子)　...和歌.....？

そこに居たのは私の大親友の和歌だった。なんで...?

和歌)　来てくれてありがとぉ〜突然だけどぉ〜私の好きな人知ってるよね〜？？

和歌の好きな人....それは奏のことだ。

和歌)　あ〜あ莉子は奏くんのこと嫌いなくせになんで付き合ってるのかなぁ〜　私と付き合えばハッピーエンドなのにぃ〜奏くん可愛そぉ〜ｗ

　　　まぁいいわ〜奏くんに一切会わせないよ〜にしてあげる〜

そう言って和歌は私の腹当たりを殴りに来ようとした。あ、和歌は運動神経が良かったっけ.....

倒れる覚悟をしていた時....

奏）　何やってるのかな〜？

え？そこには居ないはずの奏が居た

和歌)　そ、、奏くん！？

奏)　和歌ちゃん、喧嘩するならぼ・く・とだよ？　

あ、いつもの奏だ

和歌)っ!？！？

そして奏は和歌をボコボコにしていた。

ああ　また忘れてた。奏は元最強ヤンキーだんたんだ....

そう言って和歌は逃げたいった。最後に話したかったのに...

奏)　大丈夫〜？

莉子)　こんな冷たく接していたのになんで...？

そう言うと奏が私に近づいてきた。

奏）僕の愛してる彼女だもん

なんか...嬉しい...

莉子)　奏の事すこしなめてた。ありがと

そう言ってちゃんと感謝をした

奏)　どういたしましてぇ〜

莉子)　奏の事好きになった。

奏)　えぇ？ｗ

その日は手を繋いで仲良く帰った

ーENDー