転生者の記憶

2 2023/01/18 21:10

※この小説は半分自分が実際に起ったこと、もう半分は完全オリジナルです。ごり押しと全体的に暗めのため、苦手な人はブラウザバックを推奨します。

___思い出した。

私は11年間ずっと逃げて生きていた。「私なんかと友達になって良いの?」ってずっと思う。それで小学3、4年にいじられたっけ。5年とか昼休みに暗闇の中に私、一人だけだったからね。少し経ってまたいじられた。しかも当時の6年男子2人に。その時はマスクをつけていたっけ。“そいつ”が下校したころ私は予期せぬことを呟いた。今となっては呟いたことを酷く後悔している。実質私が大勢の人を56したといっても過言ではないからだ。私に天罰が下ったのも当たり前だろう。

中学生になったら少しでも私の支えになってくれる人はいるのかな?と思っていた。だが、ほぼ誰もいなかった。得たものより失ったものが遥かに多い。一人の友達を失ったからだ。「絶交するんだったら最初から友達にならなくてもいいのでは」って思った。長年の友達も居たが、私はその人を友達とは思っていない。ほぼ真逆の性格だからだ。

そして受験生になったが、その時私に思いもよらないことが起こった。ふと鏡を見てみると__目が赤色になっていた。「疲れてるのかな」と思い、私は顔を洗おうとした。その時、水が一瞬で消えていった。「え?水が…」私は驚愕した。どうやら私は、目で見たものを破壊する異能力を手に入れた…らしい。だが、どのような経緯でこうなってしまったのかはわからない。両親にこのことを伝えようとしても、私と弟が生まれてから間もない頃にはもういない。育児放棄か、弟が生まれた直後に4んだかのどちらかだと思う。そのせいか、色々と不便になった。もしかしたら、無実の人を56してしまうかもしれないって躊躇してた。力が暴走して、理性を保てないってずっと思っていた。で、その予想が的中し、私は処刑された…と。

今なら目が赤くなったのも、見たものを破壊する異能力を手に入れたのもわかるかもしれない。あの人を好きになったからだ。私もあの人みたいになりたいって憧れを抱いてたんだ。2ヶ月ぐらいしか喋れなかったっけ。あの人はここからいなくなってしまった。

___多分、それが原因なんだろうな。

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