おい、犯罪者さんよ、宇宙の距離の測り方について説明しろよな?キッズw
???「説明しないとお前の鼻におじたん脇毛の詰まったカレーパンを鼻に突っ込むぞ」ということらしいので説明します。(※初学者です又質問は受け付けませんヨッ)
私達から遠ざかり続ける天体が、宇宙のどの辺にあるのかを知るには、2つの方法があります。
1つは、「光年」で測る方法。地球からの距離が何光年かがわかれば、その物体から放射された光が、どれほどの距離を越えて私達に届いたかが分かります。たとえばアンドロメダ銀河が私達から250万光年の位置にあるとすれば、私達は250万年前のアンドロメダ銀河の状態を見ているというわけです。
もう一つは、「赤方偏移(レッドシフト)」を利用して算出する方法です。天体が地球から遠ざかっていることで光のドップラー効果が起こり、可視光やすべての波長の電磁波を含む光の波長が伸びて、可視光でいうと赤寄りにずれます。これが赤方偏移で、ずれの値を〈z〉で表します。
実際、遠くの銀河から放たれた光の赤方偏移は非常に大きく、地上で観測した光の波長は780m以上の領域(赤外線の領域)になります。より、一般的には、赤方偏移は、可視光だけでなくすべての波長の電磁波(さらに言えばあらゆる波)で起こります。
ドップラー効果とは別のやり方で、光の赤方偏移を解釈することもできます。系外銀河にある天体から放たれた光の波長は、長さをはかる「ものさし」として用いることができます。光が放たれた際の波長と、私達が観測する光の波長の比は、1に赤方偏移を加えたもの〈1+z〉になります。この値から光が放射されたときから宇宙がどれだけ膨張したかを求めることができるのです。
したがって、現在の宇宙は、「赤方偏移〈z=1000〉」と表現される宇宙の時期から比べて、1001倍の大きさに膨張していることになります。光の赤方偏移の値は、宇宙進化の初期のどの時期かを表すのに便利です。
最期に、地上光の赤方偏移量はどうなっているのでしょう?正解は〈z=0〉。地上で発信され受信される光の波長の長さの比は、1で変わりません。地上で放射された光の赤方偏移は0で、観測される赤方偏移の値は、遠くの物体を観測する(過去にさかのぼっていく)につれて、大きくなるのです。
ー終幕ー
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>>2
赤方偏移という言葉は初めて聞きました。
今回もとても興味深い話で、時間を忘れて読んでしまいました。