【読切】ホストとギムレット
⚠︎ ATTENTION ⚠︎
•irxs 赤黒
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•「」(🐤 モブ 様)『』(🦁 様)
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『 完全に迷ったな… 』
チカチカと夜の暗闇を照らすネオン街。
夜中だと言うのに街は人で溢れかえっていた。
買い物をして、家へ帰ろうと足を早めていたら見事に人の波に飲み込まれてしまった。
『 もうどっからきたかわからへん… 』
何もできずに立ち尽くすまま、時間だけが刻々と経っていった。
「 おにーさんっ 」
街の隅で人気を避けていると、赤髪の青年に話しかけられた。
低身長で、明らかに俺より年齢は下。
…が、顔は完璧と言っていいほど酷く整っていた。
「 そんなところで何してんの? 」
『 あーっと…、えー…、、 』
詰め入る様に話しかけてくる青年。
話す言葉に詰まってしまった。
「 暇ならホスト来ない? 」
『 ホスト? 』
「 そう。りうらホストやっててさ 」
名前は聞いたことあるけれど、自分とは一切無縁のものだと思っていた。
「 楽しいよ。おいで。 」
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勢いに任せて連れてこられた。
先程のネオン街よりもっと光り輝く場所だ。
「 んじゃギムレットくださーい 」
『 払えへんよ、こんな大金…… 』
「 だいじょーぶ。今日逢えたのはなんかの縁ってことで、りうらが奢るよ 」
『 あ、りがとう…? 』
そのまま”りうら”と夜へ溺れていった。
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「 りうらさーん、指名入りましたー 」
「 あ、はーい 」
「 じゃ、いってくる 」
『、ん 』
青年がいなくなってまた独りになる。
周りからは男女の笑い声、話し声…。色々な声が飛び交っていく。
「 ご指名ありがとうございます〜 」
遠くからは青年とお客が話す声が聞こえる。
「 今日もありがとう。大好き 」
“大好き”。その言葉は俺だけのものにしてほしかった。
『 …馬鹿だよな 』
これはただの一目惚れに過ぎない。
今日逢ったばっかりなのに、りうらと話していると鼓動が速くなっていく。
がむしゃらにカクテルを勢いよく飲み込む。
『 にが…、 』
俺にはまだ”恋愛”というのは早かったみたいだ。
『 ___ 、 』
小さく呟いて、店を後にした。
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「 ホストとギムレット 」
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FF外から失礼します!!
めっちゃ素敵な小説でした
🐤ちゃんの爽やかさと言い、🦁くんのちょっと大人っぽいセリフと言い、どこか現実のお2人と似ているようなところがあるのが本当に素敵です
ホスト🐤ちゃんかっこいいですっ!!