人から嫌われる方法

人から嫌われる方法を紹介します。「人から好かれる話し方」、こんな感じの本やサイトが長年蔓延っています。人から嫌われる方法も需要があるのではと思い立ち、記事を書きました。

手順１　否定から入る

相手「私、最近小説家にあこがれててさ～」

自分「小説家？うーん、小説家はあんまり良くないんじゃない？」

これは会話の序盤から "嫌われるムード" に傾ける重要なフェーズです。相手の発言を速攻で否定しましょう。相手の気持ちを冷まし、以下で紹介する手順にもつなげやすくなります。会話の相手によっては、これだけだとあまり嫌われないかもしれませんが、確実に好感度は落ちているのでそのまま会話を続けましょう。

手順２　上から目線で語る

相手「そうかなぁ、私は良いかな～って思ったんだけど・・・」

自分「小説家はやめとけよ。文字書きで食っていける人なんてこの世にはごくわずか（以下略）」

手順１の会話の続きです。上から目線というとなんだか難しそうな響きですが、コツをおさえれば簡単に上から目線で語れるようになります。そのコツは「アドバイスする姿勢」です。どんな会話でも人にアドバイスすることを意識して会話するだけで簡単に上から目線になります。ここで話し相手はこちら側にアドバイスを求めていません。求めていないものを押し付けられて、相手側は不快感がこみあげてくるでしょう。

　

実は上の会話ではもうひとつテクニックを使っています。それは「勝手に話を広げる」です。上の例だと、「文字書きで食っていける人は少ない」の部分です。相手はほとんどの場合、ライターとして生計を立てようとは考えていません。ただ興味本位でやろうとしているだけなのです。そこでこちら側が勝手に話を広げることにより、会話は相手側の望まない方向へと突っ込んでいきます。紹介したアドバイス姿勢と組み合わせることにより、会話をより一層望まぬ方向へ導くことが可能です。

手順３　虎の威を借る

相手「ねね！数学のテスト８９点だった！」

自分「ふーん、俺と中学同じだったB組の○○は９４点だったらしいけどね笑」

手順１～２とは別の場面です。８９点取って自慢してくる人も少しウザいのですが、そこは一旦置いておきましょう。相手が自慢じみたことを言ってきたら自分ではない別の誰かの功績を引き合いに出しましょう。できるだけ相手と関係のない人を引き合いに出すと効果的です。思いつかなければ架空の人でもいいです。相手側からするとどうしても上位存在でありたくて悪足掻きしている浅ましい姿に見えます。それと同時に努力が否定されたように感じ、相手は不快感やストレスで満たされます。上の例の場合、そもそも相手は８９点を取った自分を褒めてほしくて自慢したのですから、虎の威を借る狐は効果覿面（てきめん）です。

まとめ

人から嫌われるのは思いのほか難しいことでしょう。相手が人懐っこい性格ならばなおさらです。もしなかなか人から嫌われないという人がいれば、人から好かれる方法に関する本を読み、その逆の行動を起こせば嫌われるかもしれません。みなさん人間関係が望ましいものになることを心から願っています。