幸せになりたい
こんなことに私はいつまで耐えればいいの?終わりはないのかもしれない、、、
私の名前は林 美鈴。
お母さん「美鈴が出来損ないなのはあなたのせいでしょ?責任取ってちょうだいよ!」
お父さん「違う!お前のせいだ。そもそもお前が生まなきゃよかったんだよ‼」
あぁ…また喧嘩してる…。私なんて生まれてこなければ良かったんだ。何で生まれて来ちゃったんだろう…。今日もまた眠れない、、、
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友達「美鈴おはよー!」
美鈴「おはよう…!」
友達「どうしたの?今日元気なくない?」
美鈴「ちょっと好きなアイドル出来ちゃって昨日夢中で見てたら朝の5時になっててww(嘘)」
そんな私は幸せ者じゃないよ‥‥、毎日親の怒鳴り声を聞いて、自分の事を出来損ないだと言われて、眠れるわけないじゃん、、、、、
友達「集中力すごいねwwそのアイドル今度見せて!」
美鈴「うん!」
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美鈴「今日なんで急に雨降るの?ほんと、ついてない」
私は小さい頃よく遊んでいた公園にたどり着いた。雨がちょっと弱くなるまで待とう。
??「ここ誰もいないよな?」
公園に来た少年はそう言い踊り始めた。私そんな影薄いかな…。そう思いながら私は彼のダンスを見ていた。重心が取れていて全くブレがなかった。
美鈴「‥…すごい…‼」
??「誰だよ!」
美鈴「あ、やばっ、、、帰ろ。」
颯馬「俺は伊藤 颯馬。お前は?」
美鈴「‥‥…私は…林 美鈴です…」
颯馬「友達にならないか?」
美鈴「はい、、、」
颯馬「敬語じゃなくてタメ口な?お前学校どこ?」
美鈴「○○中学校」
颯馬「ここから近いんだな」
美鈴「颯馬くんは?」
颯馬「俺は、、、△△中学校だ。」
美鈴「めっちゃ頭いいところだね。話変わるけどさ、さっきのダンス凄かったね!」
颯馬「ありがとう…///」
美鈴「また見に来ていい?」
颯馬「しょうがねぇからいいよ…///」
美鈴「ありがとう!ばいばい!」
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美鈴「ただいま、、、、」
お母さん「あなた遅かったじゃない。どこ行ってたのよ!」
美鈴「、、、、、、」
お母さん「聞いてるの?」
ガチャ、バタンッ
美鈴「はぁ、、、疲れた…。あぁ、颯馬くんかっこよかったな…///」
お母さん「ちょっと美鈴!美鈴ってば!」
うるさいよ…。一人にしてよ、、、家にいても息抜きもできないの?
お母さん「美鈴!部屋片づけなさい!そんなこともできないの?何か一つぐらい娘にも特技があったら良かったのに。」
私は声を押し殺して泣いた。私だって…私だって特技が欲しかったのに…。でも、そんなこと言ったらあなたの努力不足だって言うでしょ?もう耳を塞ぎたいよ。
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美鈴「颯馬くん、、、今日もかっこいいね。」
颯馬「ありがと///」
美鈴「颯馬くんは何で雨の日ばっか練習してるの?」
颯馬「晴れの日とかは遊びにくる子いっぱいいるから邪魔したくないんだよ。」
美鈴「そうなんだ、、、、」
颯馬「今日、元気ないな。」
美鈴「そんなことないよ。」
颯馬「何か嫌なことあったか?」
美鈴「私のお母さんとお父さんすごい喧嘩してるの。」
颯馬「うん」
美鈴「その内容が私が出来損ないだったから悪いんだけど…言われると悲しくて…。学校にいたら愛想笑いしなくちゃいけないし、家でも息抜きできないし…。もう死にたいよ…。あっ、ごめんね。こんなこと言われても迷惑だよね。」
颯馬「俺が必ず美鈴を救ってやる!」
美鈴「ありがとう。そんなこと言われたら好きになっちゃうよ…///」
颯馬「好きになって、、、いいよ…///?」
美鈴「もう恋に落ちてるんですけど。あっ、、、何でもない///」
心の中で言ったはずが声に出ちゃったよ///
颯馬「恋に落ちてくれてるの?嬉しい///」
美鈴「やめてよ///颯馬くんは、、、私の事す、、好き?」
颯馬「好き///」
美鈴「嬉しい///」
颯馬「付き合ってください」
美鈴「うん!」
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今日は初デートの日。とびっきりのおしゃれをしていく。
美鈴「~♪楽しみだなぁ~!」
美鈴「いってきま~す。」
私は集合場所へ走っていく。横から飲酒運転をしている車が来るとも知らずに。
ドンッ
自分の近くから血しぶきがあがる。目がどんどん閉じていく。これ、誰の血なんだろう、、、、あぁ私か、、、
だんだん記憶が蘇ってくる…。これ何なんだろう。颯馬くんと会った日だ。これ、、、走馬灯か、、、、もう私死ぬんだな…
医者「林 美鈴さん、午前〇時〇分〇秒息を引き取りました。」
颯馬「えっ、、、、、美鈴、美鈴…?美鈴死んだなんて嘘だよね?また、ダンス凄いねってあの笑顔で笑いかけてよ、、、もう、、俺も死のうかな、、、」
看護師「ダメです!」
颯馬「美鈴が呼んでる、、、」
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俺は住んでるマンションに行った。屋上にたどり着いた。
颯馬「美鈴、、今からそっちに行くね!待っててね♡」