【ホラー注意（そこまででもないけど）】ユックリシテイッテネ

私は中島綾香。中学二年生よ。

今日は、近くにある幽霊屋敷と言われる家に乗り込むわ！

．．．え？危ないって？怖くないのって？

ふふん！！

世界屈指のオカルトマニア（自称）に怖いものなんてないわ！！

っつーことで、いってきま～す

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ここかぁ～～！！

う～ん！待ち遠しかったよぅ～～～！！

草木で一面覆われていて、薄暗くって、きゃ～～～～！！

「オカルトマニアに、ここまで興奮するものはないわぁっ！！」

早速入っていく。

「おじゃましま～～す」

「ユックリシテイッテネ」

．．．．．．え？いま、何か聞こえた．．．？

ふふふ．．．幽霊は部外者を嫌うというのに、もう反応してくれるわけ？

うれしいわぁ

ぎしぎしと鳴る階段を上り、着いたのは．．．

「書斎かぁ！！」

どんな本があるのかにゃーー

「えーーなになに？」

『人をばれずに殺す方法』『拷問全書』『さよなら嫌いな人』．．．

わー！！生前に住んでた人って、やばい人だなぁ．．．

ギシ．．．ギシ．．．

！！誰か来る！！？？

「ユックリシテイッテネ．．．ユックリシテイッテネ．．．」

だんだん書斎に向かってくる．．．！！

ここは窓がないから、逃げ場がない．．．！！

「ユックリシテイッテネ、ユックリシテイッテネ！！」

こっちを見たとたん、千鳥足で走り寄ってくる！！

「ひゃっ！！」

ユックリシテイッテネって、ゆっくりして逝ってねってこと．．．？

なんて考えているうちに、あいつは私に覆いかぶさり、私を．．．貪り食った．．．

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はっと目が覚める。

あそこだ！まだこの屋敷の中だ！！

ギシ．．．ギシ．．．

！！誰か来る！！？？

「ユックリシテイッテネ．．．ユックリシテイッテネ．．．」

だんだん書斎に向かってくる．．．！！

ここは窓がないから、逃げ場がない．．．！！

「ユックリシテイッテネ、ユックリシテイッテネ！！」

こっちを見たとたん、千鳥足で走り寄ってくる！！

「ひゃっ！！」

ユックリシテイッテネって、ゆっくりして逝ってねってこと．．．？

なんて考えているうちに、あいつは私に覆いかぶさり、私を．．．貪り食った．．．

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

またまた目が覚める。

ギシ．．．ギシ．．．

！！誰か来る！！？？

「ユックリシテイッテネ．．．ユックリシテイッテネ．．．」

だんだん書斎に向かってくる．．．！！

ここは窓がないから、逃げ場がない．．．！！

「ユックリシテイッテネ、ユックリシテイッテネ！！」

こっちを見たとたん、千鳥足で走り寄ってくる！！

　

あれ．．．？

これって、なんか前にも経験したような．．．

「っあ！！はっっ！！いっっ！！？？」

　

　

少女のループはまだまだ続く