児童虐待のない社会を目指して

10 2023/10/09 10:09

こんにちは!将来、児童虐待防止の中心的役割を果たす「児童福祉司」という仕事を目指している中学生です。虐待で辛い思いをする子、亡くなる子供が少しでも減るよう、このブログで少しでも児童虐待防止のお手伝いが出来たらなと思います。私の名前とプロフィール画面にあるオレンジリボンは児童虐待防止のシンボルマークです。

*今、児童虐待を受け、悩んでいるお子さんや、子育てに悩んでいる親の方たち、もしよかったら雑談チャットにお越しください。相談に私でよければ、乗ります!😄

他にも、児童虐待に関する質問などあったら、回答します!

今回の記事...「児童虐待」をたくさんの人に知ってもらうためにも、「児童虐待」をテーマに記事を書いてみました!

「児童虐待」とは?


 皆さんは「児童虐待」という言葉を知っていますか?最近、ニュースで目にする機会も多くなったので、知っている方も昔より増えたかもしれません。

 児童虐待とは、保護者や保護責任者が、その監護する児童(18歳未満)に行うもので、虐待の種類は4種類あります。

 まず一つ目は、殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束するなどの「身体的虐待」です。

 二つ目は、言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力を振るう(ドメスティック・バイオレンス:DV)などの「心理的虐待」です。この心理的虐待が、日本全体で一番多い虐待です。

 三つ目は、家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない、家族が子どもに対して虐待行為を行なっているのに助けようとしないなどの「ネグレクト(育児放棄)です。

 四つ目は、子どもへの性的行為、性交を見せる、性的な動画を見せる、性器を触る・触らせる、ポルノグラフィの被写体にするなどの「性的虐待」です。

 さらに、2022年に児童虐待対応件数は21万9170件と、統計を取り始めた1990年から、32年連続で増え続けています。2022年に児童虐待で亡くなった子どもたちも74人と、以前として増え続けています。

傷付いている親と、増えている虐待の内容


 児童虐待と聞くと、虐待をした親が悪いように聞こえがちですが、虐待をしている親たちも、子育ての悩み、周囲からの孤立、夫婦関係が不安定、経済的に困窮している、職場でのトラブル、親自身が虐待を受けて育ってきたなど、親にもさまざまなストレスや葛藤があり、1人で苦しみ、悩み続けた結果が虐待へ結びついている場合もあります。虐待をしている親もまた傷ついているのです。

 そして、虐待で亡くなった子供の半数は0歳児です。その背景には、10代の母が望まない妊娠となり、誰にも相談できなかったことや経済的な理由、他人に妊娠を知られたくないため一人で出産し遺棄にとなった事例が少なくありません。なので、望まない妊娠や経済的な理由、精神疾患がある「特定妊婦」と呼ばれる特に支援を要する妊婦さんに、支援が行き届いていくと、虐待で亡くなる赤ちゃんを減らせると思います。そのために、もっと、赤ちゃんポストと呼ばれる、様々な理由により親が育てられない赤ちゃんを預かる施設を増やしたり、匿名で無料で出産できる病院を増やしたりできればと思っています。

 他にも、「親子心中」や「親が子供を殺害」もあまり認識は持たれていませんが、児童虐待です。それも、子どもは自分の意思で死を選んでいるわけではなく、親が手にかけた最悪の身体的虐待だです。このような事例も、毎年起こっています。そういった事例が起こったことから、「オレンジリボン」というシンボルマークを掲げ、児童虐待防止運動=オレンジリボン運動をする人も増えてきました。その他にも11月は児童虐待防止推進月間でもあります。そして、最近増えているのが「面前DV」と呼ばれるものです。これは、子供の目の前で、両親が暴言や暴力を伴う激しい喧嘩をしているだけで、子供にとっては多大な悪影響が及ぼされることから、通告が義務付けられています。

子どもの心に残る「傷」


 次に、児童虐待を受けた子供の心に残る「傷」について話していきます。児童虐待を受けた子供は、体の傷は時間と共に治っていく例が多いですが、心に傷が残ります。虐待を受けた子供に多く見られるのが、愛着障害などです。愛着障害とは、初対面の人にもベタベタするパターンと、周りの人に必要以上に警戒心を持って接するパターンとあります。他にも、日頃から虐待を隠すことを親に強要されてきたため、日常的に嘘をつくようになってしまったり、自傷行為や売春など、自分を傷つける行動を多くしてしまうのです。それは虐待を受けたことにより、自己肯定感がとても低くなってしまったからだと思います。

 とある大学の研究によると、子供の頃に虐待を受けたことがある人は、自傷行為を行うリスクが約9倍になるそうです。また、怪我をすると他の人から心配してもらえる、優しい言葉をかけて貰えると思い、自分に注目を集めるために自傷行為を繰り返す場合もあります。虐待を受けた子供は自殺リスクが5倍になったり、犯罪を犯すリスクが増えたりするという研究結果もあります。実際に重大犯罪者のほとんどは被虐待児であることも知られています。

 他にも「凍りついた眼差し」をする子供も見られます。これは簡単に言うと感情の表出がない、もしくは非常に抑圧されている状態のことを言います。非常に幼い時から何かを表現したり、感情を行動に表したりするたびに親に虐待されてきたので、それが危険な事だと学習してしまうのです。虐待を受けたことで、心に不満や怒りや悲しみを持つ子供は、他者や動物にいじめや虐待を繰り返してしまいます。

 そして、虐待を受けた子供に一番多く見られるのが、心の中にはかりきれない寂しさを抱え、その寂しさを埋める方法がわからないまま、大人になっていくことだと思います。一番自分を無条件に愛してくれるはずの親や家族から虐待を受けたことにより、孤独感にさいなまれ、愛情不足となり、心に寂しさや孤独感をずっと抱えることになってしまうのです。

 そして、他にも皆さんに知ってほしいことがあります。それは児童虐待を受けて育ち、生き残った大人のことです。虐待の被害は一時的なものではなく、虐待を受けた子どもたちの苦悩は、子ども時代で終わらないのです。そうした虐待を受けて生き延びた大人を「児童虐待サバイバー」と言います。 それでも、そうした自分の過去と向き合いながら、色々な人たちの力を借りながら、懸命に立派に生きている方はたくさんいます。完全に過去をなかったことにはできなくても、自助・共助・公助の力で、その影響を軽減することはできると考えます。

「子どものとその親が幸せに暮らせる家庭に」


 そして、この記事を最後まで読んでくださった”あなた”にお願いがあります。虐待を受けた子供は、辛く悲しい記憶を背負ったまま、これから長い人生を歩んでいかなければならないのです。本当にそうなんです。だって私自身が親から虐待を受けて育ってきましたから。虐待を受けた子供にこれだけの影響があることを意識して、将来子育てをするかもしれない若者や、今子育てをしている方は、子育ての悩みなどが出てきたら、信頼できる人や児童相談所に相談する勇気を持ってほしいです。そして、もし児童虐待を受けていると思われる子供を見かけたら児童相談所に「通告」をしてほしいです。通告というと大袈裟な気がしますが、通告とは保護者とその子供への支援のスタートです。あなたの通告が、その子どもの希望です。通告方法は簡単です。「189」に電話すると、近くの児童相談所という子どもと保護者に支援をする機関につながります。通信料はいりませんし、匿名でも大丈夫です。秘密も守られます。

最後に、「世界中に暮らす子どもとその親が幸せに暮らせることを願っています。」

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タグ: 児童虐待 社会

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暮らし2023/10/09 10:09:05 [通報] [非表示] フォローする
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1,2私にクソ当てはまってる−


>>1
大丈夫?雑談チャットに来たら、相談に私でよければ乗るよ😊


>>2
ありがとうございます。。。😭


>>3
全然大丈夫だよ!雑談チャットに児童虐待を受けて悩んでいる子どもの相談チャット作っておいたから、また待ってるね!


感動した...。


>>6
ありがとうございます!


8: Ririn @ririntyan2023/10/14 22:53:41 通報 非表示

めっちゃトピ主さん、こういう記事書いてて素敵な人だなと思いました。私も虐待されてる子がいたら助けたいな。


>>8
ありがとうございます!


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