【獄悪魔様は偉いのなんの!】
これで私の正体に気づけた人はどのくらいいるかな
第1話、再び…。
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〈第一話〉
登場人物
獄悪魔:クルパ 閻魔様
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「クルパ様!どこです!出てきてください!!」
この世界には、天国と地獄がある。 皆は死んだらどっちに行きたいと思うか。普通は天国だろう。だが、その天国は自分には合わなかった。だが、地獄は自分に合っていた。これならどちらへ行くか。そんな気持ちを死ぬ前に出来た人間が、猫となり、地獄へ行く話である。……
————
「おとーしゃん・・・!起きてよ・・・!!」
・・・あ、俺、車に轢かれて…死ぬのか。
…なんだろ、つまんない人生だったな。子供はいるけど、ほぼ妻に任せてたし…罰が当たったな。
地獄に行くだろうなぁ……でもさ、地獄もいいところなんじゃないか?
昔母さんから聞いたぞ、「地獄も悪くはない」って。…はぁ。
ーーーーーもしも。もしも地獄に行ったとしたら。
母さんに会いたいな…。
ピ―――――ッ……
「おとぉしゃあああああん!!!」
あ。死んだ。
―――――ぉぃ。
ぉい。…おい。———おいっ!!!
「えっ!?」
「がぁーっ。やっと起きたか。」
「えぇと、あなたは…?」
「ワイか?ワイは閻魔だ。」
(変な話し方…)
「これが俺の喋り方だ!気にするんじゃねい!」
「はえっ!?な、何で分かった・・・!?」
「はっはっは!!凄いやろ!!まぁ、地獄の者たちは大体心を読めるガね…」
「あそうなんだ…で、ここは…?」
「ここは閻魔の部屋。ワイ専用の部屋ってやつや」
「え、で俺は…」
「だーぁもう、いちいちめんどくさいから進むがね!
お前は死んだ!んでもって、天国と地獄、お前は地獄
に行くことになった」
あ、そうですよねー。やっぱ地獄デスヨネー。
「了解でーす。」
「あぁっ!!?え!?ちょま、何でビビらないの!」
「え、だって。」
俺は顎に手を近づけ、触った。
———いつもなら、この後は喋る。でも…
「…は?え、…はぁっっ!!!?なにこれ!!え!?肉球!!!?」
「ありま、そっか、君『前世』人間か、えとね、君、猫になってるから。」
続く。
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