底夢
これはまだ、俺の体が動かせていた時の話。この夢は、数時間ごとに繰り返されていた。
……正直、気が狂いそうだった。
自分の体が勝手に動いている不快感とか、意識だけは目覚めているのにまったく体が動いてくれないもどかしさとか、一時間で夜明けから夕暮れになってまた夜になる不可解な時間感覚とか……もう、まともな理性なんて働かない。
自分は確かにここにいると夜に叫ぶ為に、自分の爪を腕に突きたてた事もある。
皮を裂き肉を穿っても、朝の陽射しが差し込む頃には元通りになっている自分の体。
という想像をしながら俺は授業を受けていた。
いつものように帰宅…
そして勉強をして11時に床に着く
その後、俺は目を開かなかったそうだ…
〜完〜
好評だったらここから異世界転生者に繋げようと思う
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