あの世行きのバスにのってさらば。【小説付きイラスト】

「やーいやーい」

幼い頃の私。

ちっちゃな命を葬って

なんにも気にせず生きてきた。

今になって気づいちゃった

私に生きる価値なんてないって

周りの圧力に耐えられないし

雰囲気に流される

浮きたくない私。

生命線なんて信じない

信じたくない。

長いからって何の意味があるの、

どーせただのしわなんだから。

こんな意味のない生涯なんて

消えてしまいたい生涯なんて

私が生きることで

何人の人が私を嫌いになるだろう、

存在ごと消えてしまいたい、

自己中心的だって言われても

私の思いなんて知らないくせに

数十年後も幸せになれない

数十年後なんて見たくない

ならいっそ

誰かに消し去ってもらいたい、

それが私の

私なりの

欲望だ。

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「馬鹿じゃないの」

…………。

小さい頃の私。

馬鹿にされても虐められても、

何も言い返せなかった私。

なんで言い返さなかったの。

………。

わかんない

自己肯定感の低さに呆れる毎日

悔しさが頭から離れない

離れてくれない。

どうせ消えれない生涯なら

個性を持って

きらきらしてたい

目立ってたい。

存在価値を示したい。

折り合いつけれず悩む私。

でもさ、

幸福論とか無駄に深いだけで役に立たない。

ただの文字でしょ

信じない。信じたくない。

信じられない。

何も考えていなかった

何も知らなかったあの頃が

1番幸せで

幸福だった。

消えてしまいたいだけの生涯に

何を期待して

何を望めばいいの。

それすらも面倒くさいと思ってしまう私。

救いようなんてあるの。

できれば楽な方法で

誰かに消し去ってもらいたい。

それが私の

私だけの

欲望だ。

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消えてしまいたいだけの生涯。

意味はあるんですか。

消してしまいたいだけの生涯。

夢はあるんですか。

希望なんてないのに

生きてて何の意味になるんだろう。

知らないよ。

生きてる意味なんて

知らないよ。

でも、

生きたいよ。

死にたいけど、生きたいよ

消して欲しいけど、生きたいよ

もし生きることが許されるなら、

私は

幸福に

幸せに

自由に

生きてやるんだ。

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