【もこフラ小説】悪魔の妹と紅い妹
今日も迷いの竹林は鬱陶しい程静か。
風も吹かない所為で竹どうしが触れ合う音すらもなく、およそ普通の人間などいないと一目で解る。はっきり言って奇妙だ。
そう、普通の人は迷いの竹林にはいない______。
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今日も変わりばえなんてない。やんなっちゃうわ。
私は今日も竹林を散策する。
「普通の人間」なんかじゃない私が他の所にいたって、どうせ気味悪がられるだけ。
それなら、孤独を選ぶ。
それだけの事だ・・・。
妹紅「・・・変ね?なんか今日は珍しく音がするわね?この耳が機能したのっていつぶりだっけ。」
なんだか、何処かから・・・ザワザワ、と音がする。
いつも奇妙な程静かな事もあり、鼓膜を震わす感覚を鮮明に覚える。
加えて・・・妖力も感じる?
妹紅「・・・変ね?」
さっきと同じことをもう一度呟く。
妹紅「ていうか近づいてきてる・・・?」
明らかに近づいて来ている。いや誰だよ。まさかバ輝夜?でも何で急に??
あっという間に頭が「?」で埋め尽くされていく。何なんだ・・・
妹紅「!」
視界の端で何かが揺らめいた。ぱっと見、かなり身長が低そうだ。ということはバ輝夜ではない。
半ば操られるように、横を向いた・・・。
???「あれ?あなた だあれ!?」
______幼女だった。
頭にはドアノブカバー、紅い格好をして、後ろには羽根・・・?
フラン「わたしはフラン!って、おーい?あなただれー?」
妹紅「え・・・妹紅だけど・・・」
フラン「そーなの!あのねあのね、わたしね、おへやつまんないからそとでた!でもおそとのことよくわかんないからなんかきづいたらここにいたの!ねえねえここどこ?」
支離滅裂で何を伝えたいのかさっぱり分からない。
大体こいつはなんなんだ。
なおも喋り続けるフランの言葉を懸命に翻訳していると、
・フランは、吸血鬼。
・どこかに閉じ込められているが、逃げ出して来た。
・閉じ込められている所以外(外)については、ほぼ無知に近しい。
・破壊の能力を持っている。
と言う事が分かった。
フラン「ねえねえもこーってさ、しねないんでしょ?フランかしこいからわかるんだよ!あのねフランはありとあらゆるものを破壊しつくすのがゆめなのだからもこーのことさ、フランがしなせてあげる!きゅきゅきゅってね!」
また、頭が「?」で埋め尽くされた。
確かに私は不死者だ。死ねない事が苦痛。
何が何だか分からないが、フランが私を本当に死なせてくれるなら______
もう少し、話を聞いてみてもいいかもしれない。
(続く)
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新小説ドーーーーーーン!(?)
永く生きる妹紅との対比みたいな感じでフランをかなり幼くしてみましたがいかがですか?感想まってます!
好きな二人だぁヤッタァ
ヤッタァ
感想はですね
もこたんかわいいとフランかわいいと面白かったのともうちょいフランを大人っぽくする(幼くても、なんか妖怪だからそんな変わんなさそう)かさらに狂気ましても(幼い頃はまだもっと情緒不安でそうだから)いいかもとは思いました
文句すいませんでした
幼なフランもかわいい
>>3
ご意見ありがとうございます!
確かにちょっと幼くし過ぎたかと自分でも思ってます。
ここでは不思議ちゃんな感じとあと後ほどインテリさを浮上させたいなと思ってます。