渡るもの藤原妹紅 時間のような失踪
輝夜がさようならと言って、私の家を出て行ったあと。私はその輝夜との「かくれんぼ」について考えていた。
(輝夜が、一年という期間を制限時間にしたのは、きっと見つけるのが難しいからなはず、そもそも、どうやったら一年間見たからない?月の都とか地獄に肩入れて大戦でも起こす気なのかな)
そんなことを考えながらスタートの明日になった。
そうしたら早々に、何かあったようで慧音が駆け込んできた。
ガタンッと少し荒々しく、私のすりガラスのドアが開けられる。
「妹紅?いるかー?」
はいはいと、私は玄関の方に向かった。
「何か用か?慧音」
「輝夜が何者かに誘拐されたらしいの、それで、妹紅にも伝えておこうかと思って」
あいつ初っ端から、本気だと言うことと、そういえばいつもそうだったと言うことが頭の中で思い出された。
「なるほど、じゃあ博麗の巫女さんあたりにでも、相談を」
「それはもうしてあるわよ。って、意外とあなた冷静なのね、うん百年の付き合いの友だから、もっと不安になると思ったのに」
「私と輝夜は永遠だから、離れ離れになることはあっても、再開しないことはないんだ。これが私たちの永遠だから」
「そうか...すまないな、妹紅」
慧音が謝罪してきたので、どうしてか考えると、先の言葉が原因で、私に永遠を喋らせたからだと悟った。
「まぁ、いい、どうせ過去のことだ。とにかく、慧音は博麗の巫女に、私は、永琳のところにでも行ってくるから」
「わかったわ妹紅! ...私の話聞いてくれるかな、巫女さん」
そうして、妹紅の朝が始まった。
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