年明けの瞬間と共に

「ねぇ、今年は神社で年越ししない？」

「それいいじゃん！」

「行こ行こ！」

と、年末の学校で盛り上がる女子高生のマナたち

「どこの神社にする？」

「そりゃもちろん江川神社一択でしょ！」

「いいじゃん行こ！」

「じゃあ大晦日の夜、あのベンチの前集合ね！」

「OK!」

彼女たちは、楽しそうにしている

この後悲劇が起こることを知らずに

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大晦日

マナは出かける準備をしていた

「夜中に出歩くのは危ないよー」

心配する家族たち

「大丈夫だよお母さん！行ってきまーす！」

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マナは集合場所に向かって、走って

あのベンチに着いた

「マナ、遅かったじゃん」

「ごめんごめん」

「てかこれじゃ年明けに間に合わなくない？」

「確かに」

道路の先には神社がある

でも、目の前には赤信号

「これじゃ信号待ってるときに年越すじゃん…」

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その時

「うわっ！」

マナは神社に引き付けられたようになった

道路に飛び出てしまう

そして同時に通るトラックと共に

マナは飛び出してしまい

３

２

１

キキーッ

ドン！

ㅤㅤㅤ

「え？」

「マナ？」

年明けの瞬間と共に響き渡る衝突音

年越しの瞬間の悲劇

「キャーーッ！！」

「救急車！！救急車は！！」

あたりは騒ぎになっている

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一方そのころマナは

（ん…？ここは…？）

（泣き声しか出せない…？）

「おめでとうございます！元気な赤ちゃんが生まれました！」

マナの第二の人生が、年明けと共に始まった