【小説?】あ、ここ真剣ゼミで出たところだ
これは、1人の少年が人生を大きく変えるお話である。
ー2023年12月某日 テスト結果発表ー
今日は待ちに待った期末テスト返却日だ。今回はちょっと自信があるからワクワクしている。隣の席の翔平くんとテストの点数で勝負することになった。そして一限の数学、とうとうテストが返ってきた。俺は点数の結果に驚いた。
「う、嘘、89点…」
驚いている内に、先生が平均点は62点だと公表した。お、俺は100点じゃないとダメなんだ…。落ち込んでいると、翔平がテストの点数を見せてきた。
『一平〜俺、100点だったぜ。お前も89点か〜よかったじゃん』
俺は落ち込んでいたので、つい翔平に怒鳴った。
「俺は完璧主義なんだ!!テストの点数も100点じゃないといけないんだ!!」
翔平は落ち着けよ〜って笑った後に俺にこう言った。
『お前も真剣ゼミ始めたら?俺は真剣ゼミを始めて野球も上手くいくようになったし、お小遣いもたくさん手に入るようになったし、彼女もできたよ』
真剣ゼミ…?俺はまだこの時、あまり何も考えていなかった。しかしこの存在が俺の人生を大きく変えることを知る由もなかった。
ー2023年12月25日 クリスマスー
「一平〜あんたいつまで寝てるの?!もう9時よ〜」
1階からお母さんの声が聞こえてくる。冬休みくらい遅くまで寝てもいいじゃないか。そういう不満を持ちながらもしっかりと起き、1階まで降りた。
やることのない冬休み、彼女持ちはいいな〜。本当に冬休みは思ってた以上に退屈であり、はやく学校が始まればいいのになと思った。そう思いながら朝ごはんを適当に冷蔵庫から取り出そうとした瞬間、お母さんが怒鳴ってきた。
「あんた、最近成績が悪いらしいわね、テストも89点だったらしいわね!!この家ではね、100点じゃないといけないのよ。100点をとらないとね、彼女ができないし、クリスマスはぼっちだし、金運にも恵まれないんだよ?」
俺はうるさいな、俺だってわかってると言い返そうとしたが、お母さんは話を続けた。
「あんた、真剣ゼミを始めてみたら?最近始める子増えてるそうじゃない。」
は?なんだよそれ。俺は笑ったが、お母さんの顔は真剣だった。
その日の夜、俺は夢を見た。俺がゲームをしている場面だった。ゲームをしていると、後ろから東大生を名乗る人が俺にこう言った。
『はいそこまで〜。私に夢であった時点で今日のあなたのインターネットライフは終了です。勉強してください!今勉強に向き合うことで、自分の人生の主導権を取り戻してください!それでは、真剣ゼミでまた会いましょう。それでは、いってらっしゃい。頑張れ』
俺は夢の内容を鮮明に覚えていた。この夢に影響され、俺は真剣ゼミを始めることにした。
ー2024年12月某日 テスト当日ー
この日、俺は神っていた。あ、ここ真剣ゼミで出たところだ。
神プレーが連発し、テストの結果に自信があった。
ー2024年12月某日 テスト結果発表ー
この日、全ての教科が満点だった。俺のテストの順位は堂々の1位だった。
そしてその日の放課後、クラスの女子に体育館裏に呼び出された。
「わ、私、前から一平くんのことが好きだったの…!つ、つつ付き合ってください!」
告白はOKした。ついでにクリスマスにデートの約束をした。これで今年のクリぼっちは回避だ!!
ー2024年12月25日 クリスマスー
今日はクリスマス。一緒に彼女とデートに行くんだ。お母さん、いってきます。
ー最後にー
俺は真剣ゼミを始めたことによって、お小遣いも増えたし、リア充にもなれました。真剣ゼミは俺の人生を大きく変えてくれました。みなさんもこの機会に真剣ゼミを始めてみてはどうでしょうか。
今日も真剣ゼミは1人の笑顔を増やせたようですね。
end
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありませんと願います。