【年末年始総選挙】猫里の正月
猫里はこたつでゴロゴロしていた。
(はぁー今年もこれど終わりか〜今年何もしてないし今日くらい何かないかなー)
猫里はみかんを食べながらそう思った。
時計は9時を指していた。
もう出かける時間でもないし起こることは何もなく、ただテレビと睨めっこしていることしかなかった。
「夜空!!明日おばあちゃん家に行くから早めに寝なさい」
そう母が言った。
母の言っていることも正しいし、テレビを見ることも退屈だったので母の言うことを渋々飲み込んだ。
(はあ、、、毎日毎日勉強でこっちも忙しいのに、大晦日も早く寝ないといけないなんて、、)
猫里は身支度を終え、布団に入った。
(まあ布団はあったかいしいっか!)
そうして猫里は深い眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ん?ここは?」
そこは古典的な民家で、夏の風がそよそよと吹いていた。
少し目を遠くに置くと少女とその親なのか、男性が居た。
しばらく見ていると少女が話し出した。
「ねえ、お父さん。なんでお父さんは私にいじわる言うの?」
お父さんと呼ばれた男性は
「え?凉夏、お父さんはイジワルなんて言ってないよ?」
猫里はハッとなった。
(えっ!「凉夏」ってお母さんじゃん!)
「だってお父さんいつも『寝なさい!』とか『宿題しなさい!』とか言ってくるじゃん」
(お母さんも同じ思いをしていたんだ、、、)
「それはね、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこで夢が終わった。
それが猫里の初夢だった。
そして猫里が理解する時間が来たようだ。
いいねを贈ろう
いいね
4
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する