暇なんで秒で考えた恋愛物語「ダメなんだ」(第1章)
登場人物紹介
高1 冬木ここな (マスクをしている)
高1 斉藤喜一 (マスクをしている)
他 その仲間たち
喋っていること:「」 思っていること:()
喜一: 冬木ー?
ここな: 何
喜一: なんでもない
ここな: じゃあ話しかけんな
喜一: 相変わらず口悪いな
ここな: …
ここな: (私の妄想かもしんないけど多分喜一は私のことが好き、だっていっつもちょっかい出してくるし小学生みたい。私は嫌い。友達だと思ってやってるのか分かりづらいから辞めて欲しい)
そんなことを考えているとここなは無意識にため息を1つ。それを見ていたここなの初めての親友【渡辺さき】がこっちに寄ってきた。
さき: ここな〜、明日遊べるー?
ここな: 急だね笑
さき: (なんだ元気じゃんか)
さき: いやなんか最近遊んでないな〜て
ここな: 分かったわぁ、とりあえず何時何分どこで遊ぶ
さき: うーんやっぱ放課後にしよー?
ここな: 土曜?
さき: うん日曜予定あるから彼氏とでぃとー笑笑
ここなは、彼氏という言葉に一瞬喜一のことを考えてしまう。
ここな: わかった、んじゃてきとーに昼ごはん食べ終わったら家ピンポンしてきて場所はその時に決めよー
さき: おけー
喜一は遠くからここなをほんのり赤面で見つめる。
大澤康太(喜一の友達): 喜一〜、おーい、おーい聞こえてるかぁああっっっ!!!
喜一: わぁうるっさいなぁ耳壊れるわ
康太: 3回以上呼んだぞってかお前ここなのこと好きなんー?
ここなは少し聞こえてしまった耳を無理やり手で塞ぐ。その肘を机につき、さきにバレないように首が疲れたフリをした。
喜一: はふざけんな笑 (慌て声)
康太: 本当なの?笑
喜一: ちげーよ黙れ笑、あんなやつが好きなわけねーだろ笑もっと顔いいやついるし笑 (早口に言う)
康太: (こいつ嘘は早口なんだよなぁ、マジか笑)
喜一はここなのことをチラッと見返す。
ここなと目が合った。
喜一は慌てて目を逸らす。より赤面になる。マスクから少し見える染め広がった頬のピンクがここなの目に入る。
ここな: (私の悪口言ってると思って見たけど、やっぱ私のこと好きなんだろうな。嫌、嫌、嫌、絶対嫌)
またここなは思わずため息をつく。さきは、やっぱり何かに悩んでるんだなと思った。
第1章 完
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)