3つのさくらと季節外れの恋
私の名前は蓮見咲彩(はすみさくら)。中学二年生です。
ここから、私の恋の体験を紹介するよ。
私は今、隣の席で幼なじみの由井彼咲(ゆいひさく)君に、片想いしている中学二年生。
私のクラスには、沢山のクラスメイトがいて、その中でも、彼咲君が好きだって、感じることが沢山ある。
だから私は彼咲君と沢山話したい。
でも、彼咲君は運動神経抜群。さらに明るくて、優しい性格。だから、彼咲君の回りには、いつも友達がいる。
だが、普通の私が彼咲君と話せることなく、いつも遠くから、彼咲君を見守っている。
そんな私が、ゆういつ話せる特別な時間がある。
それは、帰り道。いつも私が友達の芽唯と杏菜とわかれたあと。
なんと、後ろから、彼咲君が追いかけてきてくれるんだ。
今日もその時間がやってきた。
「咲彩~!」彼咲君がやってきた。
いつもなら、追いかけてくるまで待ってるけれど、今日は違う。
なぜかと言うと、今日は友達の芽唯と杏菜に、私が彼咲君に片想いしていることを告げたから。
いつもより、意識してしまう。ほんとは彼と沢山しゃべりたいのに。
今、顔真っ赤なんだろうな。そう思うと、恥ずかしくなって、走って逃げてしまった。
でも、私が足が早い彼咲君に勝てることなく、追い付かれてしまった。
「咲彩。どうしたの?顔、赤いけれど、熱ある?大丈夫?」
彼咲君が不思議そうに聞く。
そう。彼はなんと、極度の天然なのだ。
私は、
「大、大丈夫だよ。」
と答えながら、彼咲君から後ずさる。
もう。近いって。心臓がドキドキしてる。どうしよう。
「もっ、もう平気だから。顔近い。私、先帰るね。」
その場から、走って逃げ出す。こんなつもりじゃないのに。
「ただいま。」そう言って、家にはいる。
すると、お母さんが出てきた。
「咲彩。彼咲君のチョコ、どうすんの?」
と聞いてきた。それは、我が家がバレンタインに毎回あげているチョコだ。その日、私は風邪を引き、渡せなかった。
お母さんの問いに、私は
「もう置いといて。多分あげない。」
といってしまった。
自室に入り、彼咲君の事を考える。
今日、芽唯たちが言ってきた告白の事、チョコ。
私は思い付いた。季節外れだけれど、チョコを渡すときに告白しようかな~。
いや、ないない。私は一人で首を横に振る。
次回へ続く。
咲彩は告白するのか。次も、見てください🎀
桜総選挙に出します。投票お願いします。😆
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