最後のキーホルダー

3 2025/05/11 13:39

長くなっちゃいました!会話多めです!!

俺、風斗!今日は幼馴染の雪が外国へ引っ越す日、、だから見送りに来た、、、、、

〜空港〜

風斗「雪、元気でな」

雪「いやまだ早いから!搭乗時間まで3時間もあるよ??」

風斗「3時間「しか」な、、?あっという間だぜ今までのように、、、」

雪「はいはい、、、風斗が話し始めると長くなる、、、!」

そう苦笑いしながら言った、、、これが俺達の何気ない会話だ

風斗「わりぃわりぃ」

雪「いいよ、、大丈夫!」

風斗「てか、、、30分前には保安検査場行った方が良いぞ、、」

目を逸らして言う、、、、、

雪「わかった!」

風斗「突然だけど思い出作らねぇか?」

雪「いいね!!思い出だから、、、キーホルダーとか!?」

風斗「おぉ!いいな!買いに行くか!」

雪「私いいお店知ってる!!だからついてきて!!」

明るい声でとびきりの笑顔で言った、、何故か胸がチクチクする、、

〜お土産屋さん到着〜

休日だからかものすごくお土産屋さんは混んでいる、、、おまけにものすごく広い、、、

風斗「迷子になりそうだな、、」

雪が面白そうに言う

雪「笑、それ風斗だけでしょ」

風斗「な、ならねぇよ笑、、それよりどうすんの?キーホルダー」

雪「これとかどうかな?」

そう雪が言って見せてきたのはハートの形をした磁石でくっつくキーホルダーだった

オーロラ加工がされていてとても綺麗だった。

風斗「いいんじゃね?俺買ってくる!」

雪「え?でもお金、、」

風斗「大丈夫、いつもお世話になったからな、、、たまには俺に払わせろ笑」

雪「うん」

風斗がお金を払いキーホルダーを分け合い、保安検査場に行った

〜保安検査場〜

雪「風斗、、ありがとう、、(涙)」

涙声で言った、、、でもその顔はひまわりのように明るかった

風斗「お前泣くなよ、、、、、」

雪「だって、、風斗と別れるのが寂しいんだもん、、もしも忘れてたら、、」

風斗「大丈夫、いつか迎えに行くし忘れたりしない、、、次会ったらキーホルダーくっつけような」

雪「うん!あっもう行かなきゃバイバイ!」

風斗「じゃあな、、」

そう言って雪は保安検査場の中に入り別れた

最後まで見送るために展望デッキに行くことにした

空はきれいに晴れていてまるで海のようだった

風斗「きれい、、、」

思わず呟く、、

その大空に1機の飛行機が飛んだ、、それは雪が乗った飛行機だった

俺はとても悲しかった、、雪がいなくなるのが寂しかったし怖かった、、、

優しい風がキーホルダーを揺らしきれいに輝いた、、、まるで自分の思いが輝いているかのように、、、

           

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

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