序列

5 2025/05/21 16:00

「強さが欲しいなら、俺の血を飲め、あのお方もお認めになる。」

家族は殺された、もう何も残ってない。

鉄っぽい味、ひどい匂いが鼻を抜ける。

「鬼となれば体力は尽きぬ、お前、十六やそこらだろう?肉体は若いまま保たれる、首さえ守れば死にはしない。」

熱い、苦しい、痛い!

「あああ!」

「復讐するなりその辺の人間を喰うなり好きにするがいい。」

俺の体には線が入った、その人は後ろを向いていた。

「俺は用がある、どこへなりとも行け。」

武人というには程遠いガキだが、復讐のためならば人を捨てると言う。

「人を喰らい強くなれば、俺たちの主人が印をお与えくださる。」

「え?」

「お前は数字が読めないのか?参だ、俺は十二鬼月の上弦の参。」

苛立たしげに続ける。

「上弦の六になれば共にあのお方に呼ばれることになる、俺に会いたいのなら精々励むことだ。」

「はい!」

,,猗窩座よ、鬼を作ったのか、良きことだ,,

「黙れ!」

,,よかったじゃないか猗窩座殿,,

「黙ってろ顔を吹き飛ばすぞ!」

,,序列を乱すな,,

,,貴様ら、静かにしていろ,,

「申し訳ございません。」

ああ、あのバカのニヤケヅラを吹き飛ばしてやりたい、他にやることがないのか、暇なのか?

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アニメとゲーム2025/05/21 16:00:17 [通報] [非表示] フォローする
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1: モブ王 @plotzuki15 2025/05/21 16:01:08 通報 非表示

彼の心に何が残るのか…


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