2025年に大地震は来るのか?猛暑の観点から分析
※当記事の内容はいずれも日本国内におけるもの。
【定義】
過去→2023年度(2024年3月)までの期間
猛暑→夏(6〜8月)の平均気温が(平年より)高いこと
大地震→関東大震災および、マグニチュード・最大震度ともに7以上の地震
過去のできごと
1922年は東京で当時としては記録的な猛暑。
・翌年1923年は9月1日に関東大震災が発生。
平成以降で過去に「当時としては観測史上1位の猛暑」となったのは、1994・2010・2023年のみ。
・特に書くことはありません。
1994年は、特に阪神地域の中心地である大阪で現在でも観測史上1位の記録的猛暑となっている。
・翌年1995年は1月17日に阪神淡路大震災が発生。
2010年の記録的猛暑は特に北日本太平洋側で顕著。
・翌年2011年は3月11日に東日本大震災が発生。
2023年の記録的猛暑は特に日本海側で顕著。
・翌年2024年は1月1日に能登半島地震が発生。
「過去のできごと」の共通点
「過去のできごと」の共通点は何でしょうか?
そうです。
①記録的猛暑の翌年に大地震が発生しています。
特に、平成以降は「当時としては観測史上1位の猛暑」の翌年に毎回大地震が発生しています。
②特に顕著な猛暑となっているのは、翌年の大地震の被害の中心地域です。
では、今回あえて「過去」に含めなかった、2024年の夏はどうだったでしょうか?
→ 2023年と並んで観測史上1位の記録的猛暑となりました。特に太平洋側で顕著でした。
では質問です。
①' 2024年の翌年は?
2025年です。
②’ 特に顕著な猛暑となったのは?
太平洋側です。
…お察しください。
「過去のできごと」の共通点
と言いたいところですが、こんな事実もあります。
「過去のできごと」をよく見れば分かりますが、「当時としては観測史上1位の猛暑」となった年の翌年に発生した大地震はいずれも記録的猛暑が終わってから半年くらいしか経っていない、年の前半の寒い時期(1月~3月)に起きました。
ですが、2024年の記録的猛暑が終わってから10か月以上経った、2025年7月現在では、能登半島地震以来の大地震は発生していません。
先程までは猛暑・大地震といった悲惨な事実を並べましたが、これは良き事実ですね。
さらに言えば、「マグニチュード7未満だが最大震度7の地震」が過去に2回ほど起きました。
・新潟県中越地震(2004年10月23日)
・北海道胆振東部地震(2018年9月6日)
(※今回は話の都合上、これら2つの地震は大地震として扱わないことにしています。)
これらは平成以降の大地震とは違って秋に起きており、前年も記録的猛暑ではありませんでした。
というのも、前年の夏が終わってからこれらが起きるまでに1年以上経っており、平成以降の大地震の「記録的猛暑が終わってから概ね半年以内に発生」という特徴にはどちらも当てはまっていません。
ですが、前年ではなく当年の夏を見ると、当時としてはかなりの猛暑となりました。
2004年は当時としては10年に一度レベルの猛暑となり、2018年も7月を中心に猛暑となりました。
要するに、震度7の地震は猛暑が終わってから概ね半年以内に発生しているのです。
ですが、これらの猛暑は「過去のできごと」の猛暑とは違って、翌年の地震の被害の中心地域で特に顕著な猛暑になったわけではありません。
例外もある
以下は現在までの大地震の一覧です。
関東大震災(1923年9月1日)
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)
東日本大震災(2011年3月11日)
熊本地震(2016年4月16日)
能登半島地震(2025年1月1日)
この中で今まで扱わなかった地震が1つあります。
そうです、熊本地震です。
実は熊本地震の前年である2015年の夏は、西日本で冷夏となり、特に九州では1993年以来22年ぶりの記録的冷夏となりました。
このように、冷夏だからと言って翌年に大地震が発生しないとは限らないのです。
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某 Mr.やりすぎ
「いやぁ、ついに来ちゃったねー
SFの話じゃ無いからね
人類はパンドラの箱を開けちゃったってこと
信じるか信じないかはあなた次第です」