正夢
真夜中の住宅街。
そこは不気味だが少し懐かしい感じもする、不思議な場所だ。
私「何ここ…真っ暗だ…」
辺りを見渡していると後ろから誰かに話しかけられた。
?「遊ビマショ、オ嬢サン。」
いきなり後ろから言われたものだから、とても驚いた。
私「ッ!?!!?」恐る恐る振り返ると、そこには首のない男がいた。何処にも男だと確信できる要素はなかったが、何故か直感的に男だとわかった。
私「あ…あな、あなたは…?」
男「イエ。怪シイモノジャアアリマセンヨ。」
私(どう見ても怪しい…)
私「あと、遊ぶって…何ですか?」
男「エエ。コチラニ来テクダサイ。」
私「あ、はい。」
私は何も怪しまずに男に着いて行った。
到着したところには、何もなかった。
私「あの…ここ何もないですけど、何で移動を…それに、その持ってるナイフ…」
男はナイフを持ち、私とは反対方向を指さした。
男「アチラを向イテ。」
私は素直に言われた方向を向いてしばらく待っていた。
私「あの…これのどこが遊b———」
腹に激痛が走った。
私「ッーーーー!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!」
私は痛さにしか意識がいかず、周りが何も見えなかった。
しかし転げ回っていると視界に男の足元が映った。
男は血濡れたナイフを手に持ってこちらを見下している。
私「なんで!」
ベッドから飛び起きた。
どうやら夢だったようだ。安堵と緊張が頭の中をめちゃくちゃにしている。それに心なしかまだ腹が痛い。
少し頭を抱えて落ち着いた後、時計を見るともう学校へ行く時間だ。
私「やばい!急がなくちゃ!」
私「なんでお母さん何も言ってくれないの…!いつもなら言ってくれるのに!」
文句を垂れながら全速力で家から飛び出し、学校へ向かった。
私「すみません!遅れました!」
急ぎで教室に入ると、もう授業は始まっていた。
それと同時に、違和感に気付いた。
友達も、先生も、誰も何も言わない。
それに私を見つめている。
少し不気味に思いつつ席についた。すると生徒と先生が一斉にハサミを持った。
私「えっ!?」
混乱している。何も状況がわからないが、以上であると言うことはわかった。
皆が席を立ち、こちらに寄って来る。
教室の端に追い込まれ、恐怖で何も考えられなくなった時、その言葉で恐怖は絶望に変わった。
「「「「遊ビマショ」」」」
え———?

