メンタル弱々おとうふちゃん!1 『安藤豆腐、パスタ屋で溶ける』
〜今日のおとうふ〜
「あ、おとうふちゃん!一緒にランチ行かない?」
「へぁ!?え、良いんですか⋯!?(こんな自分を誘ってくれた嬉しすぎる神か!?神なの!?葱宮先輩一生ついていきます!いや、迷惑すぎるだろ!分をわきまえろ!すみません⋯)」
「やっほー、ランチ?」
「そうそう!」
「ら、らららら⋯ランチ⋯ど、どこ行きます⋯!?(わー、葱宮先輩、辛島さん、の話遮っちゃってごめんなさい!こんな自分迷惑ですよね⋯死にたい⋯)」
「どこ行こっか〜」
「おとうふちゃん決めてくれる?」
「え゙。(う、ううううう嘘でしょ!?こんなゴミにそんな高貴な担当任せてくれるんですか!?お二人は神様なんですか!?え、ど、どうしよう⋯葱宮先輩はダイエット中って聞いたし⋯辛島さんは昨日パスタを食べてた⋯あ、葱宮先輩今日はお腹痛いって言ってたっけ⋯辛島さんは今日はガッツリ行きたいって言ってたな⋯え、どどどどdどうしよ⋯)」
「お、おとうふちゃん?」
「適当でいいよ?」
「あ⋯じゃ、じゃあその⋯と、豆腐料理とか⋯どうですか⋯?(辛島さんごめんなさい!でも葱宮先輩のお腹痛いってのがどうしても気がかりで⋯!で、でででも豆腐料理に麻婆豆腐っていうガッツリ系が⋯)」
「⋯あ〜⋯なんか⋯渋いね⋯(笑)」
「そうだよね〜、豆腐って⋯(笑)」
「(ご期待に添えず申し訳ありません!(泣)」
〜結局パスタに決まりました〜
「なににする?」
「私、スパゲッティ」
「じゃあ私もスパゲッティ!おとうふちゃんは?」
「じ、自分ですか⋯?え、えっと⋯(わー!どうしよう⋯ここは三人スパゲッティにする⋯?で、でででもパクられたとか言われるんじゃないかな!?無難に一番安いパスタを⋯ってスパゲッティ一番安い!どどどどどどうしよう⋯)」
「おとうふちゃん?」
「大丈夫?」
「え、えっと⋯じ、自分もす、スパゲッティで⋯」
「わぁ!みんなお揃いだね〜」
「気使わなくていいんだよ?」
「ひぇ!?つ、つつ使ってませんよぉ⋯あ、あはは⋯(バリバリ使ってるけど気にしないでください!放って置かれるのが一番楽なんです!でも誘われた手前なにか話題を出さなくちゃですよね!空気読めなくてごめんなさい!)」
〜心がうるさい〜
「わぁ、美味しそう!」
「写真取っちゃおうかな〜!」
「(普通に美味しそう⋯早く食べたいけどお二人は写真撮りたいですよね!地味に静かに目だたず待ってます!)」
「さてさて、いただきまーす!」
「いただきます」
「い、いただきます⋯」
ちゅるちゅる⋯
「ん〜!美味しい〜!」
「本当にね!すっごく美味しい!」
「(お、美味しい⋯温かい⋯こんな自分が食べて良いものではない⋯で、でも今日は先輩に誘われたからだし⋯自分の意志ではないし⋯いや、先輩のせいにするなよ!すみません⋯)」
ぴちゃっ⋯
「あ゙。」
「わー!おとうふちゃん、大丈夫?」
「私がシミ取ってあげるね」
「す、すみません⋯(あー、迷惑かけちゃった⋯死にたい⋯お二人のランチタイムが⋯シミ抜きタイムに⋯私ってなんで生きてるんだろ⋯)」
どろ⋯
「ぎゃー!おとうふちゃん!?物理的に溶けちゃってるよ!?」
「琉月ちゃん、落ち着いて。よくあることだから」
「いや、よくあったら怖すぎでしょ!?」
「しゅ、しゅみましぇん⋯」
〜結果。溶けた〜

