ビッグマック
俺は今マクドナルドにいる。
ビッグマックを食べながらふと考えたのだ。
「アメリカのビッグマックと日本のビッグマックって何が違うんだろう。」と
次の日の夜も、その次の日の夜も、ただそれだけが気になって眠れなかった。
だから俺は実際にアメリカに行ってビッグマックを食べることにした。
ビッグマック代の900円と食べ比べ用の日本のビッグマックを握りしめて俺は空港へ向かった。
だが空港代が足りなくて駅員に呼び止められたので仕方なく空港から泳いで渡米した。
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俺がアメリカに付く頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。
泳ぐことで思考能力が低下し、体力の回復を求めていた俺はただひたすらにアメリカのマクドナルドを探し続ける。
そして俺はついにアメリカのマクドナルドにたどり着いた。
「やった...やったぞ...!!!ついにビッグマックが食える!!」
そう思い、店に入ろうとすると、
「Hey you!Do you have a passport?」
警察官にそう呼び止められ、俺が不正入国したことが警察官にバレてしまった。
「What a bastard! I'm going to throw that bastard in jail!!」
警察官はそう叫ぶと近くにいた警備員3人がかりで取り押さえられ、パトカーに乗せられた。
「どうしてだよ...なんでだよ...!」
刑務所に向かって進むパトカーの中で俺はそう呟くことしかできなかった。
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薄暗い檻の中では、ただひたすらに空腹が俺を襲った。
俺は何か無いかと懐を漁ると、出てきたのは腐りかけの日本産のビッグマックだった。
ただただ俺は腐りかけのビッグマックを貪った。
「うめぇ...うめぇよ...」
それは日本産のビッグマックだったが、いつも食べていたビッグマックとは確実に違う味がした。
その味は息絶える直前まで脳裏に焼き付いていた。
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