湯来和尚のハゲ卒計画
湯来和尚はハゲだ。
ある日、湯来和尚はカツラを買った。
ハゲを卒業するためである。
翌日、カツラを付けて気分が上がった湯来和尚は散歩をしに行った。
だが外は暴風が吹いていた。
体重130キロの湯来和尚の体はその暴風を感じなかった。
しかし、カツラはその暴風を感じていた。
散歩から帰って鏡を見た時、湯来和尚のカツラはなくなっていた。
ある日、湯来和尚は育毛剤を買った。
だがしかし、いつになっても髪ははえてこない。
よく見てみると、それは脱毛剤だった。
ある日、湯来和尚の頭から髪がはえてきた。
湯来和尚は感動のあまり号泣してしまった。
その夜、湯来和尚は人生で初めてシャンプーを使う。
湯来和尚は風呂場でも号泣していた。
だが、しばらくして湯来和尚の髪に異変が起こる。どんどん髪が抜け落ちていくのだ。
湯来和尚は以前買った脱毛剤をシャンプーと間違えていたのだ。
ついに湯来和尚はハゲに逆戻りしてしまった。
鏡の前で湯来和尚は絶望で気を失った。
目が覚めると、湯来和尚はベッドに横たわっていた。
夢だったのだ。
しかし、それからしばらくして本当に湯来和尚に髪がはえ始めた。
夢ではなく、現実で。
その夜、風呂場で湯来和尚は人生初のシャンプーに手を伸ばす。
だが夢の記憶がよぎる。
「もしこれがまた脱毛剤だったら…?」
湯来和尚はシャンプーを使えなかった。
それから数カ月、湯来和尚はシャンプーを使わなかった。
だが湯来和尚は次第に自分の頭が臭くなっていくことに気づいてきた。
ある日の朝、湯来和尚の頭は急激に臭みを増した。
その匂いで湯来和尚は息ができなくなってしまった。
「頭、臭すぎぃ!」
湯来和尚は絶命した。
その数日後、遺体となった湯来和尚を警察が発見した。
しかし、あまりにも臭すぎて湯来和尚の遺体に近づけなかった。
その為、湯来和尚の遺体はコンクリートで固められて太平洋に流された。
だがコンクリートになっても湯来和尚は臭かった。
この臭みに耐えきれず、大量の魚が死んだことにより海の生態系は壊滅。
次第に海自体が腐っていき、やがて大陸も腐り始めた。
そして腐りきった地球は爆発して果てた。
地球という星は湯来和尚がシャンプーを使わなかったことにより滅亡したのだった。
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