Rちゃん、Yちゃん、Aちゃん、Lちゃんのお話。
私が小学生だった頃の話。私の学校には、女の子四人組がいました。
Rちゃん。
バスケが上手で、ボーイッシュな格好いい女の子。
Yちゃん。
バスケが上手く、明るく元気な女の子。
Aちゃん。
バスケが上手くて、静かで少しおとなしい女の子。
Lちゃん。
バスケが少し苦手で、でも明るくて人一倍元気な子。
四人は、同じバスケチームに入っていたらしく、とても仲が良かったと思います。
Lちゃんは性格に少し難があり、人を追い詰めたり大声で怒鳴ったりすることが多かった子です。でも根はいい子で、他人に暴力を振るったりは絶対にしませんでした。
でもいつからか、Lちゃんはハブられていました。
Rちゃん、Yちゃん、Aちゃんは見た目も性格も運動もすべて良し。どこをとっても完璧な女の子。家も綺麗だったことを覚えています。
でもLちゃんは、見た目も性格も普通。運動は苦手。そこら辺にいる普通の女の子。家も少しボロ家でした。
そのせいか、ハブられ独りぼっちだったLちゃん。
私は、Lちゃんに目をつけられていたらしく、追い詰められたり怒鳴られたりすることが多かったです。
怒鳴られていた私は母の『嫌なことは無視しろ』という言葉を盾に完全に生返事かスルーで対応していました。
なぜ、いい子だと思うのかと言うと昔、Lちゃんの家に行くほど仲が良く、Lちゃんはペットのハムスターを庭に埋めてお墓を作るほど、生き物に愛情深い子だと知っているからです。
Lちゃんが尖った性格になったきっかけは、きっとあの三人の子だったと思います。
Rちゃんは、とにかくサバサバしていて、男友達のほうが多かったです。
Yちゃんは、ギャルっぽい子で、女の子とよく話していました。
Aちゃんは、大人しくて頭がいい子。Aちゃんのお友だちはあの三人しかいなかったと思います。
Lちゃんは必死だったんだと思います。完璧な三人についていこうとして、周りが見えなくなっちゃった。
ハブられ始めたLちゃんを見て不謹慎ですが『納得』してしまいました。Lちゃんはあの三人に相応しくないと一瞬でも思ってしまったから。
でも。それでも。Lちゃんは友達だった。だから...
『かっこいいね!Lちゃんは、なにを着ても似合うね!』
...卒業式の日、嫌な格好をさせられ泣いていたLちゃんを慰めました。Lちゃんは涙を流すだけで返事は返してくれませんでした。
今では、Lちゃんと連絡は取り合っていませんがきっとどこかで元気にしていると思います。

