帰ってきたウルトラマンはおもしろい？つまらない？

数年のブランクを経て帰ってきたウルトラシリーズ3作目

キャラクターに関して「マン」「セブン」と違い正義感が強いだけの一般人、郷秀樹、彼は超人になってしまったがゆえに苦悩・葛藤する、その姿が人間くさく、とても良い。(役を演じる団氏はお顔も声もかっこいい)MATの面々は…若干、凡個性かなあ…ストーリーに関して 新マンとMATが共闘し、グドン、ツインテールとのMATの解散を賭けたクライマックスさながらの死闘を繰り広げる「二大怪獣東京を襲撃」「決戦!怪獣対MAT」が個人的には1番面白かった。(ワンダバ ♪ のBGMが耳に残る)「悪魔と天使の間に…」「怪獣使いと少年」も好きなエピソード。だが、どうしてこうなった?と疑問に思うエピソードも結構多く、特に坂田兄妹死亡は唐突すぎて「えっ!」となりましたね…(その後郷はちゃっかりガールフレンド作っちゃってるし…回想にすら一切登場しないとか…)そして、最終回、なんかパッとしなかったなあ…最後の相手は初代を殺害した仇敵ゼットン(造型が何かおかしい)なのだが、たいして強くも無く勝負がアッサリ終わってしまって盛り上がりに欠けた、あと郷が地球を去るのが唐突な上なんの葛藤もなかったのが腑に落ちない。(郷の意識は何処へ行ったのか?)正直、最終回がこんなものなら、ナックル星人回がラストでも良かったように思いますね。色々と不満もありましたが、「マン」「セブン」に負けず、劣らずの名作だと思いますよ。

冬木先生のBGMの時点で。