世界滅亡の日
「佐久間小太郎とは古風な名じゃのう…」
しかし孫娘はこの子が好きなのだ。
この子らが救った世界がまた滅びようとしている。
もうすでに、隕石は地球に迫っている。
「お嬢様、お逃げください!」
「いやです〜、佐久間くんみる〜!」
「これ、あまりわがままを言ってはいかんぞはーちゃん」
世界が滅ぶその時にならないと推し活ができない、ガチ恋勢。
空は赤く染まり、人類滅亡の時が来る。
「おー、これはまた‥」
隕石がくるなら、受け止めてしまえはいいという、力技。
「あれが子供か?」
巨大な水色ヘルメットだ、あれで隕石を受け止めようとは。
「総裁、初音お嬢様が目をキラキラさせて‥」
世界滅亡前とは思えない笑顔である。
少年は隕石を受け止めた。
大好きなヒーローが目の前にいる、かっこいい。
「うおおお!」
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