色んな水色
島根県に六本木ヒルズを建てる、世界制服をして。
「吉田くん、集英社が怖くないのかね?」
ヒ⚪︎アカのスーツ、彼らの版権を無視した兵器。
「総統、僕らはヒーローなんかに負けてるわけにはいかないんですよ、僕ら劇場版でヒーローよりヒーローらしいことしてるじゃないですか?」
「デラックスファイターのやつはわしらが知る水色の中でもヒーローらしくないからねえ」
「あれはヒーローではなくて、水色の変態ヘルメットですよ」
水色の変態ヘルメット、的を得ている。
「今日もお前たちの作戦は失敗だー!」
「んああ、その声は!」
「そうだ、デラックスファイターだー!」
水色のスーツに身を包んだ、筋肉質なアメリカ人。
「というわけで、デラ‥」
「待て待てお前わしら何もしてないじゃないか!」
「うるせえな気分なんだよ!」
「気分て何じゃね!」
気分で必殺技を放つヒーローなど、いてたまるか。
直感的にそんなふうにに感じるが、本質はそこではない。
必殺技を遅く出すくらいならちゃっちゃと撃ってしまえ、それもまた正論であるが、この男の場合は…
「エロ本やるからさ、見逃してくれよ」
「気が効くじゃねえか」
エロ本に自分の正義を売り渡す、水色の変態である。
「お前は少しは別の戦隊の水色を見習ったらどうなんじゃ」
「よくわかんねえ玉で変身するガキのどこを見習えってんだバカヤロー」
「お前のタマよりマシだろ」
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