ドラマ『大空港〜GATE24〜』はおもしろい?つまらない?
主人公の女性職員が、スーツケース(キャスター付き)が妙に重い事に気付く。職務上検査以外では本来、お客の手荷物には触れてはいけないそうなのだが、まあそこはいいです。これがないと主人公が違法な持込を見抜く事ができませんから。その持ち主が要注意人物である事が検索データから判明するも、特に異常が見られないとしてゲート通過を許可しそうになるが、主人公がそこに待ったをかけ、スーツケースの重さについて説明し始めました。
視聴者(ド素人)の自分でさえ、不自然な重量と聞いて金の密輸にピンと来たのに、話を聞いていた職員の誰もそこに一切気付かない。主人公以外、職員は全員無能なのかっての。
主人公を目立たせる為に周囲の能力を下げるのは、昨今なろう系アニメでよく見られる異世界人をアホアホにして、現代日本の凡庸な主人公を天才的な扱いにする手法と同じ。
しょっぱなこういう事をされると、アニメでもドラマで急速に視聴意欲が霧散してしまいますね。
現場のことは全く知らない無知ですが、税関が警察が隠したがっている情報を勝手に捜査し推理するのは違うと思いますし、いくらドラマとはいえ税関が警察の真似事をするのは馬鹿みたいに思えます。
□夫婦を装った外国人の男女、怯えている様に見えた女が実は犯人の一味で、あからさまに怪しく見えた男の方が被害者だったという展開にはまんまと騙されました。また緊急事態を伝える国際的なハンドサインの豆知識、それらについては良かったです。
警察が犯行グループの拠点を強襲して人質を無事に保護できたのはいいですが、被害者の男性は一秒でも早く家族の安否を確認して、救出された喜びを分かち合いたい筈なのに、何故か入管に居座って犯行の経緯を語ります。
彼も被害者の一人ではありますが、脅されていたとはいえ共犯でもあるのですから、逮捕はされないにしても事情聴取はされるべきですし、まずは保護されるべきでしょう。
しかし、GATE24の面々と長話をした挙句、一人で立ち去ります。被害者であり重要参考人ですよ? なんで警察官の一人も付き添っていないのでしょうか?
更に問題なのは、家族全員を日本に連れて来て人質にして、人身売買をしていたという設定。そもそもこの日本でそんな犯行が可能なのか、割に合う犯罪なのか、大いに疑問が残ります。それは日本の警察の捜査能力と入国審査能力を、あまりにも低く見積もり過ぎというものでしょう。
このドラマを見て思いましたが、最近のドラマの構成や脚本て何か雑な感じがしませんか?
ドラマは嘘です。嘘をどれほど本当に見せるか、キャスト一人ひとりが活きているかを創るスタッフ達の腕とセンスが凄いと思います。

