夏休み日記
以下の物語はフィクションです、夏の思い出総選挙に出すものではありますが、フィクションです、よろしくお願いします
夏は嫌いだ、暑いから。
動くのは疲れる、この暑い中で動ける人たちのことを、僕は尊敬している。
世の中にあるスポーツというものからとにかく距離を取り、彼らの善意ある、「一緒にやろうよ」という言葉をいかに丁寧にお断りするかに神経を注ぐ。
自らの感度を、極限まで少なくしておいて、すんとする。
夏休みというこの環境で、僕はただ、すんとしていた。
「体の調子はどうですか?」
「そんなに変わった感じはしないです、先生」
通院しているとさまざまな人がいる、予防接種に来て絶望している幼児や、同じ環境の通院している人たち。
境遇を異にすれど、人はカテゴライズによって、自分を丁寧に美術館に飾る。
ある意味において、人は内心に絶対の安心を保障している、内心くらいしか人間に安住は保障されない。
だが内心も、絶対の自由と安住を人に保証する場所ではない。
今日はふらりと、公園に出た。
「なんかさ、もうちょっと見てもらうにふさわしい人がいたんじゃない?」
世の中には、相容れないと思われる相手がいる、つまりは美術館の、別の展示エリアに飾っておくべきものである。
ストーリーのヒロインと呼ぶには、どうだろう?今日は暑い。
「暑さは思考力っちゅうもんを奪う、あ〜、クソ暑い!」
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