同性をも惹きつける坂道◢⁴⁶グループ

乃木坂46、欅坂46、日向坂46（と吉本坂46）という、いずれも秋元康がプロデュースする個々のグループの垣根を超えて「坂道シリーズ」というブランド自体によりいっそうの注目が集まっていると感じられる昨今、ここではそれぞれの違いを踏まえつつ、その彼方にある「坂道性」を探っていきたい。

なお、現時点でのメンバー数は乃木坂46が46人、欅坂46が27人、日向坂46が21人となる。

乃木坂46

坂道シリーズの先導を切り、その姿を目にしない日はないほど、その勢力を拡大し続ける乃木坂46が同じく秋元康プロデュースのAKB48などの48グループのライバルとして誕生したのは今からおよそ９年前の2011年8月のことである。

グループ名の由来は赤坂の「乃木坂」という実在の坂道とされ、グループカラーを基調としたロゴは左下の内角が46度の紫色の三角形となっている。（トピック画像を参照）

最新シングル『Route 246』

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欅坂46

乃木坂46が誕生してから4年後の2015年8月には欅坂46が結成されたのも束の間、同年11月のには、長濱ねるだけのためのけやき坂46が発足（のちの日向坂46）した。

グループ名の由来は六本木の「けやき坂」通りという乃木坂46と同様実在する坂道とされているが、オーディション当初では「鳥居坂46」となる予定で急遽「けやき坂」を使用することになった。また、グループ名の「欅坂」という坂道は存在せず、総合プロデューサーの秋元康氏が「実在する坂道ではないが、『欅』という漢字が強運のため、『欅坂46』とする。」と決めた。

しかし、欅坂46は2020年7月16日に10月開催予定のラストライブをもってグループ活動に終止符を打ち、改名後に再スタートすることが発表された。デビュー曲『サイレントマジョリティー』で鮮烈な芸能界への登場後、数々の快挙を成し遂げ、注目を浴びてきたグループの改名はファンの間で賛否両論が出ている。

ラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか』

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日向坂46

グループ名の由来は三田の日向坂（ひゅうがざか）というこれまた実在の坂道である。

姉の乃木坂46の紫色の上に空色の三角形がロゴマークとなっており、欅坂46とともに、乃木坂46の双子的な関係にあることが視覚的に示された。

日向坂46は元気をモットーとしたグループでときおり激しめのダンスを取り入れつつ、ウインクなどのサービスも忘れない乃木坂46と欅坂46のハイブリッドであるような形態を取っており、坂道シリーズで唯一メンバー自身がファンの総称を「おひさま」と発信してファンとの結束力を高めようとするなど、より「アイドル」的な存在を目指しているように映る。

1stアルバム収録曲『アザトカワイイ』

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坂道ブランド

LINEが発表したアンケート調査『女性アイドルグループ　最新の人気ランキング2019』（出典：LINEリサーチ）では、1位に乃木坂46、4位に欅坂46がランクインしており、ファン層の男女比率は乃木坂46が男性69.6%、女性30.9%、欅坂が男性52.3%、女性47.7%となっている。

一方、「Seventeen」の『男女2万人がガチ投票☆いま学校で友だちになりたいのはこんなコ♡Best of 人気者J K大はっぴょー！！！』というコーナーでは、映えある1位に「坂道J K」がランクインし、「清楚で品のあるかわいいコ＝坂道系女子」という定義とともに、日向坂46のシングルのタイトル曲『キュン』でセンターを務める小坂菜緒が誌面を飾っており、そこには「男子からはちょい高嶺の花感のある上品な王道制服女子」と言った記述も見られた。

ここで想定される「坂道系女子」のエッセンスとは何よりもまず、「清楚に見えること」であり、欅坂46と日向坂46は乃木坂46の妹である限りにおいて、「清楚さ」を纏った上でそれぞれの魅力的な色を出している。

（出典：https://www.cinra.net/column/201905-sakamichi）

最後までお読みいただきありがとうございました(o^ ^o)

今後、また情報を追加していきたいと思います。