私がじいじだ
「大魔法使い」その単語を聞いた時、ミヤとユイトは少しわくわくしていた。
アベルと渡り合った梨流華の祖父であり、教皇から称号を与えられたと言う人物、どんな人なのだろうと。
しかし… その大魔法使いは孫と一緒に動画を撮っていた。
「ほ~これがスマホかーそっちの技術はすごいなー」
「おじいちゃんの魔法は…そのバズる…かな?」
「いけるよ、最近焚き火の動画とかいっぱい上がってるし」
「ほーそっちの人焚き火なんか見てるの?へー」
「こ…これが大魔法使い…」
「やあ、やあ、孫と仲良くしてくれてありがとうね、私がじいじだよろしく。」
ホムラが握手を求めてきた
「お願いします」
「おねがいします」
「来てくれたのは嬉しいんだが、一体どうしたんだい?」
「それがヤバい人たちに追いかけられまして。」
「大変だね、怪我はないかい?」
「ありがとうございます」
「まあ、向こうに戻れない事情があるならいくらでも泊まって行きなさい、小さな村だが飯はうまいよ」
「っとその前に」
ホムラが指を鳴らすとゴーレムが崩れて土になった。
周りの木も再生していく。
「すごい」
「すっげえ」
「私は一応元皇室付き魔法使いだからね、教皇陛下に称号もいただいんだよ。」
「あの!」
「教皇さんに何があったんですか?」
「お嬢さん、団長殿と会ったんだね?」
「へ?」
「私は心も読めるんだよ」
「君は純粋だから教えてあげよう、陛下は、連れ去られてしまった、私たちはお守りすることができなかった。」
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