2話 たんさんすい。【恋愛短編小説】
【沈むように、溶けてゆくように】
世間で注目を浴びている小説を歌にするユニット、YOASOBIな大ヒット曲[夜に駆ける]の一部分を聞いてイヤフォンを耳から外す。
“君、炭酸水好きなの?”
忘れられない。
スマホと炭酸水と共にベットにダイブする。
まだ顔が熱い。炭酸がシュワシュワとなる。
あの後、私は〈はい〉と答えてその場をさってしまった。
普通なら連絡先くらい交換したかったのだが、さすがに初対面でこれは引かれるだろう。
ー 彼はどのような気持ちで声をかけたのだろう
ー 彼はどのような女性が好みなのだろう
彼への質問が飛び交う
だが、彼のまわりにいる女子達に睨まれる自分が頭を過ぎる。
”身の程知らず“ と
*・゜゚・*:.。..。.:**:.。. .。.:*・゜゚・**・*:.。..。.:*・'*:.。
部活もしていない私はとても暇だ。
夏休みも開放している図書室へ足を運ぶ。
暑い中では足取りが重い。
暑い、太陽が憎い。
しかし、彼に会えるかもしれない。
その一心で歩いた。
ー『あっ、宇佐美さん』
高すぎず低すぎずとても心に響く声をしている…と思ったがそれは彼だった。
『にっ、丹羽くん⁈』
頭がクラクラするのはきっと暑いせい。
…と自分に言い聞かせた。
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なんかごめん笑ありがと~笑
うち正直、小説嫌いで全然読めないんやけどこれやったらめっちゃ読みやすいし好き笑笑
才能ありますね!笑