群青の空の下で【1】
群青の空、晴れた夏の朝。
優しく僕を包み込む。
*
7月の事だった。
図書館に自転車を走らせている途中、出会ったのだ、彼女に。
彼女は典型的な昭和の少女(そうなのだが)という雰囲気を漂わせていた。
道に迷っているのか、あたりを見回している。
別に急ぎではなかったため、彼女に話しかけてみた。
「どうしたんですか?」
すると彼女はこう言葉を放ったのだ。
「ここは、どこですか?なんで自動車群青の空、晴れた夏の朝。
優しく僕を包み込む。
*
7月の事だった。
図書館に自転車を走らせている途中、出会ったのだ、彼女に。
彼女は典型的な昭和の少女(そうなのだが)という雰囲気を漂わせていた。
道に迷っているのか、あたりを見回している。
別に急ぎではなかったため、彼女に話しかけてみた。
「どうしたんですか?」
すると彼女はこう言葉を放ったのだ。
「ここは、どこですか?」
「ここは図書館前ですよ。」
「畑の途中じゃないんですか⁉畑から急にここに飛んだんですけど」
いや、嘘だろと思った。最初はそうだった。
あの映画でありがちなあのパターンに用いるフレーズを言ってみる。
「君、誰ですか?どこから来たんですか?」
「あっ、わわわったしですか?私は美奈子と言います。畑から来ました。」
「畑とかじゃなくて、何年から来ましたか?西暦」
「1938年です。」
頭の中で軽く計算をしてみると、かれこれ70年以上の時をワープしたわけだ、彼女は。
まぁ、これが信じられないだろうけど、僕と美奈子の出会いだ。
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トピックを投稿する上から数えて、11、12行目の分がおかしくなっているので、修正お願いします。
上から目線で申し訳ありませんが、話の構成が上手くできていると思います。
私は素人なので、あまり当てにしない方がいいです