まひさんが歌う部屋!(たまに雑談になる)
ボイチャしよ?歌お!!
睡眠不足は生活習慣病の温床
睡眠不足は脳から全身へとつながるホルモン分泌系統に異常をきたします。そのため、ストレスホルモンである「コルチゾール」や交感神経の緊張によって分泌される「カテコラミン」といったホルモンが増加します。すると、インスリンが効きにくくなり血糖値が下がりにくくなり糖尿病になりやすくなります。
また、健康な人が一晩徹夜すると血圧は約10mm/Hgほど上昇するとされています。さらに、なかなか寝付きが悪い人(入眠困難)や途中で起きてしまう人(中途覚醒)はそうでない人と比べて高血圧になる危険は約2倍と報告されています。このことから、睡眠障害が年齢、アルコール摂取量、喫煙習慣、肥満、ストレスと並んで高血圧発症の危険因子であると考えられています(*1)。高血圧自体は無症状ですが、これは死につながる恐れのある心臓病や脳卒中を引き起こす大きなリスクとなります。それゆえ、睡眠不足を軽視してはいけません。
免疫機能が低下する
ヒトは本来、感染症やその他の病気から身体を守るために、眠ることで病原菌と戦う免疫細胞を産生・増加させる、といった生体防御反応を持っています。事実、ヒトを対象にした実験では、睡眠時間が6時間以下では7時間以上の人と比較して感染症を4倍の差で発症したことが示されています(*2)。
例えば、風邪を引いたときや花粉症で眠くなる経験はないでしょうか?それは免疫細胞を増やすための体の防御反応の結果として生じているものなのですね。十分な睡眠が取れないと、一晩のうちに免疫システムは低下し、より感染症にかかるリスクが増大します。
肥満になりやすくなる
睡眠不足は、様々な要因から肥満になりやすい体質となります(*3)。
・代謝効率が落ちる:エネルギー代謝効率が悪くなり体重増加を引き起こす原因となります。もちろん、ダイエットを行なっている人は体重が落ちにくくなります。
・生活習慣が不規則になる:睡眠時間が不規則になることによって、朝の欠食や運動不足、1日のカロリー摂取バランスが偏るなど、生活習慣にも影響を及ぼします。カロリーは摂取量や栄養素取りすぎだけでなく、その摂取時刻が肥満のリスクになることが複数の研究から明らかにされています。
・嗜好が変わる:太りやすい食べ物を欲するようになります。