一人では読まないで２(嘘)

これは、とある夏休みのおはなし

｢ゲリラ来そう…早く済まして帰ろーっと｣

水やり当番で登校していた私。

学校に着くとほぼ同時に凄まじいゲリラになった。

とりあえずクラスに行こうと、靴を履き替えてる途中…

｢ズッッッガァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!｣

人生で初めて聞く雷が落ちた音。そして、

昼なのに暗く、ビカビカと光りまくる空。

｢マジヤバそ。｣

恐る恐る上階へと向かう途中、再びきょ～れつな雷攻撃。

｢…ッ、ガァァァァァァン!!!!!!!!!!!｣

｢いやあああぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!｣

｢え今のは?確実に女子の声だったけど、どこから…??｣

轟音に匹敵するほどの叫び声…

｢とりあえず、助けに行かないと!!｣

叫び声の元へと急いだ。

叫び声の主

二階のおどり場にへたり込んで泣きじゃくる一人の男子…

誰もいない校舎でずっと助けを待っていたのだろうか…??

｢えと、大丈夫…??　うぅぅ、怖いよぅ、怖いよぅ…｣

そして…

｢ズッガァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢キャアアアァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢とりあえず大丈夫だから!!止むまで一緒に居てあげるから、ね?｣

雷攻撃…

｢キュルキュル…ドッカーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!｣

｢い、いやあぁーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢大丈夫!!私を信じて!!いい!?｣

｢うぅ、うぅ、うぅ、うん…!!｣

その子の傍にひざまずき、肩を抱き寄せて語り続ける私。

｢立てないなら手を貸すよ??でも無理しないで、そのまま壁際に…｣

容赦ない雷攻撃…

｢ゴロゴロ…ズゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢ーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢大丈夫…。手握っててあげる。もしかして、君転校してきたコ??｣

｢うん…。　そか、心細かったよね。今日学校誰も居ないから…｣

｢僕、小さくて泣き虫だから…また笑われちゃうぅ｣

｢大丈夫だよ。誰にも言わないであげる。｣

その後も轟音の度にビクつく肩を強く抱きしめ続けた私。

やがて…自身の中に新たな感情が芽生えだした。

会心のいちげき

名札を見ると、どうやらその子はいっこ下らしい。でも、

男子とは思えないほどにか細く、白くきめ細かい肌と長いまつげ、

そして…くちびるはピンク色をしていた。

｢ぅぅ…お家帰りたいよぅ…　絶対大丈夫。だから信じて。｣

するとまたゲリラが勢いを増してきた。

止まない雷コンボと校舎内にいる私たちの会話をかき消す雨音…

｢ゴロゴロ…　ッバァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

｢(ーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!、ーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!)｣

｢(大丈夫!!大丈夫だから!!…聞こえてないみたい…こうなったら…)｣

私の会心のいちげきが炸裂した。

二人だけの内緒ね

それは無意識で、そして咄嗟の出来事…

その子の顔を強引に寄せ、覆いかぶさるよう壁に押し付け、

逃がさないよう指を絡ませ…ゆっくりとキスをした。

そのコは、初めは痙攣していたが…やがておとなしくなった。

｢(私の声聞こえる?もう大丈夫?)｣

首を立てに振るそのコ

｢(もうちょっと続ける?)｣

硬直したままのそのコ

｢(じゃ、)｣

｢(ーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)｣

…気付くとゲリラは止んでいた。

｢…ほら、立てる?　うん…!!　もう大丈夫そうだね、よし!!｣

｢あの…ありがとう!!　いいよ、でも今日の事は二人だけの内緒ね?｣

｢あそだ君さ、休み中また登校する事ある?　うん!!あるよ!!｣

｢一応教えて?　それと今日一緒に帰ろーよ!　うん!!｣

お互い初めての体験だった事は間違いない。

そして、その後二人は…　…。w

どうでしたか？

つまらなかったらごめんなさい。

でも、楽しんでいただけたら最高に｢ハイ！｣ってやつ

なんだけどねw