小説 生と死 #女の子目線ver

8 2021/10/25 21:23

生きることは辛い。

きっと死にたいと思っている人もたくさんいると思うんだ

でもね。僕はまだ、

「生きてみよう」と思ったんだ

死にたくて屋上に行った。

怖くて一歩が踏み出せなかった。

(ここを一歩踏み出せば、死ねる、ここが境目だ)

生きる意味がない僕は死ななきゃって思ってた。

だから、その一歩が踏み出せない自分が情けなくて、涙が止まらなかった

生きる辛さより、この一歩の方が僕には怖いことなんだ。僕のどこかは生きたいと思ってる、

なんで気づかなかったんだ。

-------うわっ-------

その時、バランスを崩した

落ちそうになった。完全に死んだと思った

手が誰かに捕まれた。

涙でうるうるの目でよく見た

そしたらクラスメイトの君だった

『生きろ!!!!!!しっかりしろ!!!!!』

(もう、、いいよ)

きっと神様にも死ねって言われたんだ。

「はなして。僕は死ななきゃ」

『は?』

「僕が生きてるとみんなを辛くさせる!!」

下手したら君も一緒に落ちるような状況だ

「もうはなしてよ!!!!!!」

『嫌だ』

「もう、、死にたいのに、、」

『死なせない。』

「君も落ちるよ、?」「いいの?」

『え、死ぬとか無理』

「じゃあはなしてよ!!!!!!」

嫌だ、、、嫌だ、、、帰りたくない、、、

『俺がいる!!!!!!』『帰ってこい!!!!!!』

その時、自分が震えているのに気がついた

(、、、やっぱり、、生きたいの、、、?わからない、、、)

-------っ!!-------

強い力で引っ張られ、僕は救出された

(また、、、死ねなかった)

「、、、なんで助けたの?」

『、、は、?』

「「だから、なんで助けたのか聞いてんの!!!!!!」」

『、、、?』

君は困ったような顔をした

『俺が上を見上げたら、飛び降りようとしているお前が見えた。それだけ』

「階段を駆け上がってきたの!?」

『、、、うん』

(体力えげつないな)

『んでなんで死のうとしたんだ?』

「別に、、、」

言ったって意味がない。

「君は知らなくていい」

『あぁ?お前なぁ、、、』

「しつこい。嫌い」

『えぇ、シンプルに傷つく〜』

「はぁ、、、君がうるさいから死ぬのやーめたっ」

普通に、、、ちょっと生きたくなっていた

『まじ!?』

「なに?だめ?」

『だめじゃねぇーよ』

『ほら行くぞ』

「あ、ちょ」

僕は、もう前の僕とは違う

悲しみや嬉しみを共有できる、友がいるんだ。

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その他2021/10/25 21:23:45 [通報] [非表示] フォローする
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